自分でカーフィルムを貼ってみたいけど上手く貼れるのかな?
そんな疑問を持つ方も少なくありません。
そこでこの記事では、カーフィルムの貼り方を手順事画像付きで解説しつつ、カーフィルムを貼る際のコツについてもお話ししていきます。
僕自身、プロでは無いですが複数台にカーフィルムを貼ってきました。
フィルムを貼るのに使うモノ
- カット済みフィルム
- 霧吹きボトル
- 石鹸水(洗剤水)
- 水切り用のヘラ
- 内張を外す工具
石鹸水でも洗剤水でも作業可能です。
僕個人的には、食器用洗剤を水で薄めたものが比較的貼りやすいです。(経験上)
内張を外すので、自分の乗っている車の内張を外す工具を用意しておきましょう。
これがいつも僕が貼っているカット済みフィルムです。
今回は、プラスチックのヘラでフィルムを貼りましたが、僕個人的にはゴム製のヘラが貼りやすいです。使い分ける事も多いですが。
プロの方の施工動画を見ると、皆さんプラスチック製のヘラを使っていますね。
カーフィルムの貼り方
カーフィルムを貼る際の手順は以下の通りです。
- ドアの内張を外す
- 窓を少し開ける
- 石鹸水をガラスに拭いてガラスを綺麗にする
- フィルムの表面に石鹸水を吹く
- フィルムを剥がして裏面に石鹸水を吹く
- ガラスに石鹸水を吹く
- フィルムをガラスに貼り付ける
- フィルムに石鹸水を拭いてヘラで水抜き
この手順事に、画像付きで解説していきます。
始めての方に分かりやすく細かく解説していきます。
ドアの内張を外す
まず始めに、ドアの内張を外すします。
内張を剥がさなくても作業可能ですが、初めてやる方は内張を剥がすことを強くお勧めします。
内張を外した方が作業がやりやすいです。
窓を少し開ける
内張は外す際に、窓のスイッチは繋いだ状態にして、少し窓を開けておきます。
画像ぐらい窓を開けておけばOKです。
窓を少し開けておく理由は、ガラスの上側にフィルムが貼れないためです。
開ける過ぎると、フィルムをガラスに貼り付ける際に、フィルムの下側が折れてしまう場合があります。
石鹸水をガラスに吹いてガラスを綺麗にする
※ボトルは消臭剤のやつを使ってますが中身は石鹸水です。
フィルムを貼る前に、窓ガラスを綺麗にします。
窓ガラスに石鹸水を吹き掛けて、ヘラで水を切っていけばガラスに付着した汚れを除去出来ます。
それでも窓ガラスが汚いよ…
そんな時は、ガラスクリーナーを使ってガラスを綺麗にしておきましょう。
ガラスが汚れていると、フィルムの仕上がりが汚くなったり、フィルムの粘着が悪くなります。
フィルムの表面に石鹸水を吹く
ガラスの洗浄が終わったら、いよいよフィルムに着手していきます。
まず、フィルムを剥がす前に、フィルムの表面に石鹸水を吹き掛けます。
これをやっておかないと、剥がしたフィルムとフィルムの表面が触れた時に張り付いて剥がれなくなります。
それを無理やり剥がそうものなら、確実にフィルムが折れてしまいます。
1度折れたフィルムは100%綺麗に貼れないので注意です。
フィルムを剥がして裏面に石鹸水を吹く
フィルムの表面に石鹸水を吹き掛けたら、少しずつフィルムを剥がしつつ、フィルムの裏面(ガラスに貼る面)にも石鹸水を吹き掛けていきます。
フィルムを両側から半分半分ずつ剥がして石鹸水を掛けましょう。
片側剥がし終えたら、フィルムを元に戻して反対側も同じように石鹸水を掛けていきます。
これでフィルムの準備は完了です。
ガラスに石鹸水を吹く
フィルムの準備が出来たら、ガラスに石鹸水を吹き掛けます。
ガラスに石鹸水を吹き掛けたら、素早く次の工程です。
必ずガラスの隅々まで、石鹸水を吹き掛けてあるかを確認して下さいね。
フィルムをガラスに貼り付ける
ガラスに石鹸水を吹き掛けたら、フィルムを折らないようにガラスに貼り付けます。
石鹸水が付着している間は、フィルムを剥がしたりズラしたりする事ができるので、位置はあまり気にせず早めにフィルムを貼り付けます。
ガラスの上にフィルムを置くようなイメージです。
室内(ガレージ等)で作業する場合は、ゆっくりでもいいですが、外でやる場合はいつ風が吹くか分かりません。
風でフィルムを折るリスクがあるので、早めにフィルムをガラスに乗せてあげましょう。
フィルムをガラスに乗せたら位置を決めます。
フィルムを滑らせながら、位置を決めていきます。
フィルムに石鹸水を吹いてヘラで水抜き
フィルムの位置が決まったら、ガラスの表面に再び洗浄水を吹き掛けて、ヘラで水を抜いていきます。
水を抜く際は、真ん中から外側に向かって石鹸水を抜いていきます。
上側の石鹸水が抜けたら、窓を上まで上げて最後に下側の石鹸水を抜いてあげましょう。
水を全て抜いたら作業完了です。
フィルムを貼る際のコツ
フィルムを貼る際のコツも5つ紹介しておきます。
- フィルムを持ち上げたら早めにガラスに貼る
- 貼ったその日はガラスを拭かない
- エアーが何度も入る場合は翌日に
- フィルムは上側を少し空けて貼る
- 石鹸の量は少な目から調整していく
フィルムを持ち上げたら早めにガラスに貼る
多くの方がフィルムを持ち上げ、慎重にガラスの位置を合わせながら貼りたがりますが…
フィルムを持ち上げたら、とにかく素早くガラスの真ん中にフィルムを一旦貼り付けます。
スマホのフィルムを貼るみたいに、チンタラ位置決めに迷うのはだめ。
そんなことをしているうちに風でフィルムが折れちゃいます…
ガレージとで貼るなら、それでもイイんですけどね。
車のフィルムは一旦ガラスに置いても、簡単に剥がせるし滑らせて位置を変えることが出来ます。
なので、フィルムを持ち上げたら迷うことなく、ガラスに貼り付けましょう。
貼ったその日はガラスを拭かない
フィルムを貼ったあと、フィルム上には石鹸水の跡が残り、汚らしいです。
しかし、個人的にはその日は我慢して翌日に吹く事をお勧めします。
安物のフィルムはノリの粘着が弱いせいか、フィルムを拭いていると端っこが剥がれる場合があります。(経験あり)
そうするとフィルムが折れて、汚くなってしまいます。
なので翌日以降にフィルムを拭く事をお勧めします。
ただの石鹸水なので、翌日拭いても問題なく綺麗になります。
エアーが何度も入る場合は翌日に
抜いても抜いても、同じところにエアーが入ってくる場合があります。
その時は、1度諦めて翌日に再びチャレンジしてみて下さい。
翌日にやると、中の石鹸水が蒸発するせいか、ピタッと1発で張り付きます。
何度抜いても抜けない時は、翌日に再びチャレンジしてみて下さい。
フィルムは上側を少し空けて貼る
フィルムを貼る際は、窓ガラスの上側5ミリ前後開けるようにしましょう。
これはプロのフィルム屋さんも同じようにやっています。
ガラスピッタリにフィルムを貼ってしまうと、窓を開けたり閉めたりする際にフィルムが剥がれてくる場合があります。
なので5ミリ前後開けて貼りましょう。
石鹸の量は少な目から調整していく
石鹸水の量は多過ぎても少な過ぎてもダメです。
石鹸水の濃度ってどんなもんかな?
石鹸水の濃度の適量は、フィルムの滑りを見ながら確認します。
1発目、ガラスにフィルムを乗せた際にフィルムがスムーズに動いてくれる状態が個人的にベストです。
なので石鹸の量を少ない状態でスタートして、少しずつ石鹸の濃度を上げていくのがコツです。
ガラスにフィルムを乗せた状態で、半分ずつぐらいフィルムを剥がして再度石鹸水を吹き掛けながら調整します。
※これはあくまで僕の経験上からのやり方です。
カーフィルムを貼る時は炎天下を避ける
1つだけ、カーフィルムを貼る際の注意点をお伝えしておくと…
炎天下でのフィルム貼りは避けましょう。
なんで炎天下はダメなの?暑いのには慣れてるから大丈夫!
炎天下を避ける理由は、石鹸水の蒸発が早く、フィルム貼りの作業に支障が出るためです。
フィルムを貼っている最中に石鹸水が蒸発知ってしまうと、フィルムが破れたり折れたりしやすく、失敗のリスクが高まります。
なので、フィルムを貼る際は時間帯にも注意するのがポイントです。
夏場なら早朝や夕方がいいですね。
冬場でも、極力直射を避けることをお勧めします。
動画でも解説しています
先日、フィルムを貼る機会があったので動画の方でも解説しています。
こちらの動画を見ていただくと1連の流れが分かると思います。
文字だけでは解説しきれない内容に関しては、今後動画の方で解説していくつもりです。
まとめ
カーフィルムを貼る際は、焦らず慎重に作業していけば失敗せずに綺麗に貼る事が出来ます。
カーフィルムを貼るのは難しい作業ですが、何回か試行錯誤すればそれなり綺麗に貼る事が可能です。
僕がいつも使っているフィルムはネットショッピングで買えるカット済みの安いやつ。
ちなみにコレです。
フィルム自体は安いので失敗を恐れずチャレンジしてみて下さい。
それでは。