車に乗って出掛けようとしたら、プッシュスタートを押してもエンジンが掛からない…
そんな状況に落ちいて、焦る人は少なくありません。
そこでこの記事ではプッシュスタートでエンジンが掛からない【7つの原因】と対処法について解説していきます。
プッシュスタートでエンジンがかからない原因
プッシュスタートを押しているのにエンジンがかからない原因は以下の7つが考えられます。
- ブレーキを踏んでいない
- ギアがパーキングに入ってない
- スマートキーの電池が切れている
- ハンドルロックが掛かっている
- バッテリーが上がっている
- ハンドルロックのユニット異常
- セルモーターの故障
1つずつ【原因と対処法】を順番に説明していきます。
ブレーキを踏んでいない
まず始めに、プッシュスタート式の車でエンジンをかける際には、ブレーキを踏みながらスターターボタンを押す必要があります。
これは、代車なので初めてプッシュスタート式の車に乗った方がやりがちです。
キーを刺して回す車では、ブレーキを踏む必要はありませんからね。
もし、ブレーキを踏んでいなかったのであれば、ブレーキを踏んで再度試してみて下さい。
ブレーキを踏まずに、プッシュスタートを押すとナビやらスピードメーター(アクセサリー電源)は光ったり動き出すのですが、エンジンはかかりせん。
プッシュスタート式の車で、ブレーキを踏まずにボタンを押した状態というのは、鍵を回すタイプで言う1段回、回した状態と同じです。
ナビは付くのにエンジンがかからないから故障かな?
そんな勘違いをしてしまう方も多いようです。
ギアがパーキングに入ってない
次にありがちなのが、ギアがパーキングに入っていないケースです。
これはプッシュスタート式に限らずですが、エンジンがかからない場合は、シフトを確認して【Pレンジ】にシフトが入っているかを確認して下さい。
もし、確認して【Pレンジ】にシフトがいない場合は、ブレーキを踏んでパーキングに入れてから、再びプッシュスタートを押してあげればエンジンがかかります。
スマートキーの電池が切れている
スマートキーの電池が切れていると、プッシュスタートを押したとしてもエンジンはかかりません。
え?そうなの?電池変えないと車動かないの?
そんな疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
スマートキーの電池が切れてしまっている状態でもエンジンを掛ける事は出来るので安心して下さい。
スマートキーをプッシュスタートボタンにかざしながら、ボタンを押せばエンジンが始動します。
性格には、スマートキーをかざして4秒間ほど、プッシュスタートが有効になります。
もちろん、いつも通りブレーキを踏みながら、プッシュスタートを押して下さい。
これは基本的にどこのメーカーの車も同じです。
スマートキーの電池が微妙にある場合でも、弱すぎるとかからない場合がありますので、一度試して見て下さい。
学生時代に、レンタカーでバイトをしている際、ドアロックは解除出来たのにプッシュスタートだけエンジンがかからないケースがありました。
ハンドルロックが掛かっている
ハンドルロックが掛かっている状態だと、プッシュスタートを押してエンジンが始動しません。
普段から故意的にハンドルロックをかける人は少ないです。
しかし、エンジンを切った後にハンドルに体が触れてしまい、見知らぬうちにハンドルをしてしまっているケースがよくあります。
そのような場合には、プッシュスタートボタンを1回押して、ハンドルを右に少し動かしてあげるとハンドルロックが解除されます。
ハンドルロックが解除されると【カチッ】と音がするのですぐに分かると思います。
ハンドルを解除した状態で、再度プッシュボタンを押してエンジン始動を行いましょう。
バッテリーが上がっている
車のバッテリーが上がってしまっている状態では、プッシュスタートを押してもエンジンが始動しません。
バッテリーが上がってしまっているかどうかを素早く確認する方法は【ルームランプ】が光るかどうか?
これですぐに確認出来ます。
もし、ルームランプが点灯しない場合はバッテリーを交換する必要があります。
カー用品店でバッテリーを購入して交換すれば解決します。
バッテリー交換は比較的簡単な作業ですので、自分でトライするのもありだと思います。
不安な方は専門家にお願いしたり、身近な人にお願いしたりしましょう。
もし、バッテリー上がりの疑いがある場合は、ルームランプを付けて確認しましょう。
ハンドルロックのユニット異常
先ほど、ハンドルロックが掛かっている状態では、エンジン始動が出来ないとお伝えしました。
このハンドルロックをかける【ユニット】が故障していてエンジンがかからないケースもあります。
この場合は、残念ながらハンドルロックのユニットを交換しないとエンジンがかかりません…
ただ、ハンドルロックのユニット故障による原因は、極めて稀ですのでとりあえずスルーしてもらって大丈夫です。
あくまでプッシュスタートを押してもエンジンがかからない原因の1つとして挙げさせていただいてます。
セルモーターの故障
セルモーターは車のエンジンをかける上で絶対に欠かせない部品です。
聞いた事も無い部品…
そんな方も多いかもしれません。
エンジンをかける際は、1度モーターの力でエンジンを回してあげる必要があります。
その役割を担っているのが、セルモーターです。
セルモーターが故障してしまうと、エンジン始動が出来なくなってしまいます。
ただし、プッシュスタートを押してもエンジンがかからない…『これはセルモーター』が壊れたな!なんて想定出来る人はほんの一握りです。
あくまで原因の1つとして紹介しています。
スズキ車はハンドルロックユニットの故障が多い
先ほど、ハンドルロックユニットの異常でエンジンがかからないことがあるとお伝えしました。
この現象、スズキ車でよく起こります…
僕の周りでも過去に、【ワゴンR】に乗っている方が、ハンドルロックユニットの故障でエンジンがかからなくなってしまいました。
ハンドルロックユニットの故障なんて滅多に聞かないですが、スズキ車は多いです。
スズキ車のはハンドルロックユニットは過去にリコール対応になっているほど…
ここに車屋さんの関連記事をリンクしておきますので、気になる方はチェックしてみて下さい。
自分で原因が分からない場合の対処法
どうしても自分ではエンジンがかからない原因が明確に出来ないケースもあります。
そんな時は…
- 車屋さんに見てもらう
- JAFに助けて貰う
専門家に車を見てもらいましょう。
セルモーターが故障してしまったり、ハンドルロックユニットが故障してしまっているケースなんかであれば、自分で悩んでいても解決しませんからね…
そんな緊急時に役立つのが、グーピットとJAF(ジャフ)です。
グーピットをお使えば、簡単に近くの修理工場を調べる事が可能です。
JAF は人で言うところの救急車みたいな感じです。
車を購入した際に見ず知らず、会員になっているケースもあり、自宅から車屋さんぐらいの距離なら無料で運んでくれます。
不安な方は、JAFの会員になっておくと万が一の時に安心です。
まとめ
プッシュスタートでエンジンがかからない原因を7つ紹介しました。
- ブレーキを踏んでいない
- ギアがパーキングに入ってない
- スマートキーの電池が切れている
- ハンドルロックが掛かっている
- バッテリーが上がっている
- ハンドルロックのユニット異常
- セルモーターの故障
大概のケースは上4つにエンジンがかからない原因が多いです。
1つずつ順番に確認してみて下さい。
- ブレーキを踏んでいない
- ギアがパーキングに入ってない
- スマートキーの電池が切れている
- ハンドルロックが掛かっている
それでも本当にエンジンがかからない場合は、専門家(車屋さん)に一度見てもらいましょう。
それでは。