私事ですが、先日よりBMWを手放しレクサスのIS250(GSE20)に乗り換えをしましたので、ここからしばらくIS250ネタが続きます。
早速、車高調の取り付け作業を行いましたので、GSE20(IS250)の車高調取り付け方法について解説していきます。
こちらの記事では、フロントの車高調取り付けについて解説していきます。画像多めで分かりやすい解説を心掛けます。
基本的に、18.20クラウンあたりも全く同じ容量で作業する事が可能です。
今回取り付ける車高調
今回取り付ける車高調は【イデアル】です。
こちらは、IS250用ではなく、18クラウン用の車高調です。
基本的に足回りは全く同じなので、ポン付け(加工無し)で取り付け可能です。ブレーキライン等のステーもしっかり取り付け可能です。
フロント車高調取り付けに使った工具
- ラチェット
- スピンナーハンドル
- ソケット(10.14.19.21ミリ)
- メガネレンチ(17.19.21ミリ)
サスペンションのボルトは結構硬いので、スピンナーハンドルは必需品です。
IS250(GSE20)フロント車高調の取り付け手順
- ジャッキアップ
- ブレーキのステーを外す
- ショックの下側を外す
- アッパーマウントのナットを外す
- ナックルの下側2本のボルトを外す
- 純正ショックを外す
- 車高調を取り付ける
今回フロント車高調の取り付け作業はこの手順で行いました。
順番に解説していきます。
ジャッキアップに関してはこちらの記事で詳しく解説していますので、ここでは割愛させて頂きます。
ブレーキのステーを外す
ショックアブソーバーにブレーキホースが固定されていますので、10ミリのソケットを使って外します。
この手のものはとりあえず、1番初めに外すのがおすすめです。
いざショックを外そうとした際に、ここを取り忘れていると、ブレーキラインを痛めたり作業効率がめちゃくちゃ悪くなります。
忘れないうちに外しましょう。
ショックの下側を外す
次に、ショックアブソーバーの下側を固定しているボルトを外します。
ちょっとうる覚えで申し訳無いですが、ここのボルトはボルト側が17ミリ、ナット側が21ミリと左右でサイズが違います。
ボルトが緩んだら、ボルトを完全に抜いてしまってOKです。
アッパーマウントのナット(3個)を外す
ショックアブソーバーの下側が外れたら、次にアッパーマウントのナット(3個)を外します。
しかし、カバーがされていて、ショックの頭に到達できないので、まずカバーを外します。
クリップが5.6個で固定されています。
このクリップは、真ん中のポッチを押し込むと簡単に取り外しが可能です。
細いマイナスドライバーや六角レンチがおすすめです。
カバーが外れると、ショックアブソーバーのナットに到達出来ます。
1箇所、配線によって隠れてしまったいますが、ナットは3個あります。ソケットは14ミリを使って外します。
ボルトが突出しているため、ディープソケットが必要です。
車の作業では、何かとディープソケットが役立ちますので、持っていない方は準備しておきましょう。
ナットは完全に外してしまってOKです。
ここを外しただけでは、ショックアブソーバーはまだ外れません。
ここまで出来たら、反対側も全く同じところまで作業を進めましょう。
これはショックを取り外す際に、スタビライザーが効いてしまいショックを外すのに手こずるためです。
ナックルの下側2本のボルトを外す
ナックルの下側外すことで、純正ショックを取りやすくします。
トヨタのクラウン系統の車に車高調を取り付けるのは今回で4回目ですが、この方法が1番スムーズに取り外し出来ます。
ナックルの下側2本(21ミリ)を外したらナックルを持ち上げるようにすると、ピンから外れて横にズラせます。
ナックルの中心(画像の右側)を見てもらうと、カプラーがあるのが確認出来ると思います。
ナックルをズラす前にこちらのカプラーを抜いておきましょう。
純正ショックを外す
ここまで来たら最後に純正ショックを取り外します。
この時、そのままでは純正ショックが外せないので、ロアアームに足を掛けて、下に押し込むようにするとスペースが確保出来、ショックが外せます。
画像の矢印付近を足で押してやれば、ロアアームが下がりショックが抜けます。
ロアアームを下げているうちに、ブレーキラインやABSの配線等に気を遣いながら、ショックを手前に持ってきてやればOKです。
車高調を取り付ける
純正ショックが外せたら、あとは逆の手順で車高調を取り付けていきます。
まず初めに、車高調のアッパーマウントと車体を仮止めしておきます。
そしたら、ロアアームにジャッキを掛けて、車高調の取り付け穴とロアアーム側の取り付け穴の高さを合わせてボルトを差し込みます。
リジットラックに車を乗せつつ、保険でサスペンションメンバーにフロアジャッキを当てているので、予備のポンコツジャッキを使っています。
万が一の事を考えて、リジットラックプラスで保険を掛けておく事はおすすめです。
話が脱線してしまいました。
下側のボルトを入れたら、ずらしていたナックルを元に戻し、(カプラーも忘れずにね)全てもボルトを本締めすれば作業完了です。
ブレーキラインも忘れずに車高調のステーにボルト固定する事をお忘れなく。
もし、買った車高調はステーが欠品だった…という場合は、ホイールなどに干渉しないようにタイラップで固定するなり、ホームセンターのステーを駆使しましょう。
※一応、ブレーキラインはどこにも干渉しなければ、タイラップ固定でも車検には通ります。あまりおすすめはしませんが。ディーラー車検とかなら注意されてもおかしくありません。
これでフロントの車高調取り付け作業は完了です。
まとめ
ダブルウィッシュボーン式は、ぱっと見複雑な構造に見えて、作業が難しく見えがちですが、やってみればそこまで難しい作業ではありません。
僕自身、この足回りは初めてでは無かった事もありますが、フロントのみ1時間弱で作業は終わりました。
この記事を参考に是非トライしてみて下さい。
くれぐれも作業中は細心の注意を払って行いましょう。
それでは。