リアのアッパーアームに引き続き、フロントのアッパーアーム交換作業を行いました。
これからY50フーガのフロントアッパーアームを交換する方に向けて使った工具や作業手順について解説していきます。
同年式のv36(スカイライン)等も同じ作業手順です。
作業時間は大体1時間ぐらいでした。
アッパーアームの交換に使った工具
- ラチェット
- ソケット(14ミリ)
- メガネレンチ(14ミリ)
- ギアプーラー
フロントアッパーアームのボールジョイントは日産車であれば、ボルトを引き抜くだけで外せるはずなのですが…
片側だけ、すんなり外れませんでしたので、ギアプーラーを使いました。
持っていない方は用意しておいた方がいいかもしれません。
今後も車を弄っていくのであれば、持っていて損は無い工具ですね。
Y50フーガのフロントアッパーアーム交換方法
フロントアッパーアームの交換手順はこんな感じです。
- ジャッキアップ
- アッパーアームとナックルを切り離す
- アッパーアームのボルト2本を外す
- アッパーアームの取り付け
Y50フーガのジャッキアップとリジットラックの掛け方はこちらの記事で詳しく解説しています。
アッパーアームとナックルを切り離す
ナックルにアッパーアームのボールジョイントが刺さり込み、横からボルトを通して固定されています。
こちらのボルト(14ミリ)を外して、ナックルとアッパーアームを切り離していきます。
構造は至ってシンプルで、ボールジョイントに溝が掘ってあり、その溝にボルトが通ることでボールジョイントが抜けなくなる仕組みです。
そのため、ボルトを緩めて引き抜くと簡単にボールジョイントが抜けます。
何ですが、この手のボールジョイントでも時々すんなり抜けてくれない場合があります。
その時は、焦らずギアプーラーを使えば1発で外れます。
実際に今回もギアプーラーのお世話になりました。
アッパーアームの固定ボルト2本を外す
ナックルとアッパーアームが切り離せたら、次に奥側のボルト2本(アームと車体を固定している箇所)を外します。
車高調のバネが邪魔で作業しづらいですが、問題なく工具が侵入できるだけのクリアランスは確保されています。
注意したいのは、ボルトを引き抜く際です。
バネの位置によっては、うまく抜けてくれませんので、そのような場合には、バネを回転させ頭も回転させながら抜いていきます。(そんな頭使わない。)
一気に解放的になりましたね。
アッパーアームの取り付け
こちらが今回使うメーガンの調整式アッパーアームです。
出来るだけキャンバーを付けたいという事なので、初めからキャンバーが付く方向にボールジョイントをズラして取り付けます。
取り付け時は逆の手順で作業していきます。
■車体側のボルト2本→ナックル側
この手順で作業するのがいいかと思います。
ボルトは3本を固定するだけですが、閉め忘れが無いように注意しましょう。
無事に取り付け作業完了です。
まとめ
Y50フーガのフロントアッパーアームの交換作業のやり方に付いて解説しました。
それほど難しい作業ではありませんが、不安な方はこちらのポイントに注意しながら作業するのがオススメです。
- ボルトを引き抜く際のバネ位置
- ギアプーラーを用意しておく
本文でも書きましたが、思いの外ボルトが長くて引き抜くのが大変です。
あらかじめ、バネの位置をズラせるようにスプリングシートを下げておくのもいいかもしれません。
ボールジョイント側もすんなり外れない場合が想定できるので、ギアプーラーを事前に用意しておくと安心です。
それでは。