ダックスのリア周りを心機一転させるべく、ハブ周りのリフレッシュに伴い、ハブベアリングの交換作業を行いました。
そこでこの記事では、ダックスやシャリー、モトラハブのハブベアリング交換方法を紹介していきます。
合わせて、ハブベアリングのサイズについても紹介していきます。ダックスやシャリーの4本ハブとモトラ純正ハブは同じベアリングを使用します。
使用するベアリングのサイズ
ダックスやシャリー、モトラの純正ハブに使用されているハブベアリングの寸法は下記の通りです。
- 外径 37mm
- 内径 12mm
- 厚み 12mm
NTNの品番で言うと6301LLUになります。
モンキーハブに使用されるハブベアリングとは、外径と厚みが異なるため、使用できませんので注意です。
モンキー用の新品が余っていたのでそれを使うつもりでいたら、サイズが違うことに気が付きました…。
- 左側 ダックス・シャリー・モトラ
- 右側 モンキー
▪️ホンダ純正のダストブーツ
ダックスやモトラのハブベアリング交換方法
ハブベアリングを交換する際には、コンクリートに打ち込むアンカーボルトを使用して、ベアリングを取り外します。
ホームセンターやアマゾン等で、12mmのアンカーボルトを購入し、このアンカーボルトをハブベアリングにはめ込んだ状態で、アンカーボルトを叩いてやります。
▪️今回使用したアンカーボルト
個人的にはこのタイプのアンカーボルトが使いやすいです。
アンカーボルトを打ち込む際には、爪の先端がちょうどベアリングの先端と同じ位置に来るように、大きめのナット等を挟み込み、位置調整をすることをおすすめします。
アンカーボルトの先端が奥まで入り過ぎてしまうと、ベアリングで抑えているカラー部分まで差し掛かってしまうため、カラー部分もアンカーボルトが捉えてしまいます…。
アンカーボルトを叩いて広げたら、あとは反対側から長めのボルトを突っ込み、ハンマーで叩く。そうすると、アンカーボルトと一緒にハブベアリングが外せます。
いらない長めのM12のボルトで叩けばOKです。
※画像右側のカラーも外れる。
片側のベアリングが取れたら、あとはここから再び長めのボルトをベアリングの淵にあてがい、叩いて抜くだけ。
ハブベアリングを外す際には、ダストシールがないドラムブレーキ側を先に外してやった方が作業しやすいかな。と思います。ダストシールはベアリングと一緒に叩き出せるので、あえて外す必要はありません。
あとはソケットを使用して、新しいハブベアリングを叩き入れるだけ。
使用したソケットのサイズは36mmです。
叩き入れる際には、ベアリングが半分ぐらいまで入り込むまでは曲がらないように、かなり慎重に作業してやればOKです。半分ぐらい入ってしまえば、よほど変な叩き方をしない限り、曲がっていくことは無いですね。
まとめ
アンカーボルトを買ってくれば、ハブベアリングの取り外しは簡単です。
本来ならベアリング外しを使用するのが正しいかと思いますが、このサイズのベアリング外しは購入してもそう使用頻度もないかと思いますので、アンカーボルトで代用するのが良いかと思います。
アンカーボルト安いし。
それでは。
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