マニュアル車のクラッチペダルが戻らなくなっちゃった。手で持ち上げてやると元に戻るけど、踏む込むと戻らない…。
先日、このような相談を…。
そこでこの記事では、クラッチペダルが戻らなくなる原因について紹介していきます。
クラッチペダルが戻らない原因
クラッチペダルが戻らなくなる症状が出た際によくあるのが、クラッチマスターもしくはレリーズシリンダーからのオイル漏れによるもの。
まずはここを確認するのが良いかと思います。
クラッチフルードが無くなり、エアが噛んでしまうと油圧が掛からないため、ペダルが戻って来なくなります。
この場合、フルードが漏れている箇所を直して、フルードを入れたのち、エア抜き作業をすればまたクラッチペダルが戻るようになります。
クラッチマスターとレリーズシリンダーからフルードが漏れていないか?確認してみて下さい。フルードが漏れているようなら、原因はそれです。
レリーズベアリングが破損しても戻らなくなる
それほど多い原因ではありませんが、クラッチカバーを押し当てるレリーズベアリングという部品が粉砕してしまうケースも、クラッチペダルが戻らなくなります。
長いこと、レリーズベアリングの異音を放置し続けているようなケースだと、可能性が十分あるかと思います。
これは過去に知り合いの車で発生した事例です。
- クラッチペダルが戻らない
- クラッチが切れない
ミッション周りを分解してみると、レリーズベアリングが完全に砕けてしまってました…。
それに付随して…
- クラッチカバーの破損
- レリーズアームの折れ
これらのようなクラッチ周りを分解してみないと分からない原因もあったりしますので、レリーズやマスターシリンダー等に原因じゃないケースに関しては、クラッチの分解が必要になって来ます。
レリーズアーム(ベアリングを押し込むためのアーム)が折れやすい車種が稀にあったりします。(基本的には折れる部品じゃないんんですけどね…。)ミニクーパーは年式によってあるあるです。
まとめ
クラッチペダルが戻らなくなってしまう原因は、大半の場合はマスターシリンダーかレリーズシリンダーからフルードが漏れることによって、残量が低下しエアが噛んでしまうこと。
多少漏れているだけなら、ペダルは戻りますが、無くなってエアが噛むと油圧が掛からなくなるのでペダルが戻らなくなります。
もし、レリーズシリンダーとマスターシリンダーからフルードは漏れておらず、フルードの残量も問題がないとなると、クラッチ周りの部品が破損している可能性が…。
これは、ミッションを下ろしてみてないと確認できませんが…。
それでは。
▪️関連記事はこちら