モンキーの車高の記事を参考に、リアサスの長さを決めてサスを変更したのですが、車高の高さが全然高くなってしまいました…。
先日、このようなお問い合わせを頂きました….。
そこでこの記事では、リアサスの長さが同じでも、使用するスイングアームによって車高が変わる。というテーマでお話ししていきます。
リアサスの長さが同じでもスイングアームによって車高が変わる
モンキーやゴリラの場合、同じスイングアーム長で同じ長さのリアサスを組み合わせても、使用するスイングアームによって車高が変わる場合があります。
- スイングアームが純正タイプ
- スイングアームがアルミ製のタイプ
多くの社外アルミ製スイングアームの場合、純正タイプのスイングアームよりも、リアサスの取り付け位置がアクスルシャフト固定部分から見て車体前方よりに来てしまいます。
そのため、スイングアームの長さが同じで、同じ長さのリアサスを取り付けしたとしても、鉄製のスイングアームの場合とアルミ製のスイングアームの場合で両車を比較すると、車高に差が出ます。
- 上側 アルミ製スイングアーム
- 下側 鉄製スイングアーム
スイングアーム部分のリアサス固定部分から、アクスルシャフトの取り付け位置までの距離でコレだけの差が生まれます。
※どのメーカーさんのスイングアームも、純正形状のスイングアームと比較すると、取り付け位置は前方寄りになっているケースが大半です。
アルミ製スイングアームの方が車高が高くなる
先ほど鉄製とアルミ製のスイングアームでの比較画像をアップしたので、言うまでもないかもしれませんが…
鉄製のスイングアームよりも、アルミ製のスイングアームの方が、リアサスの取り付け位置が車体前方側に来るため、同じ長さのリアサスを取り付けた場合、アルミ製のスイングアームの方が車高が高くなります。
▪️10センチロング 230ミリ
▪️6センチロング 250ミリ
アルミ製のスイングアームの方が、4センチほど長い上、リアサスの全長も短くなっていますが、コレだけ車高に差が出ます。(どちらの車両もホイールは8インチで同じです。)
上のゴリラは、スイングアームがまだ水平に到達していませんが、下のモンキーはスイングアームが水平に。
そんなこんなで、同じスイングアーム長で同じリアサスを入れた場合、明らかにアルミ製のスイングアームを使用している方が車高が高くなります。
まとめ
モンキーのスイングアームは、アルミ製と鉄製で、リアサスの取り付け位置が全然異なる場所に取り付けられるため、人の車両を参考に車高を決める場合には、自分と同じスイングアームを使用している人のものを参考にする必要があります。
アルミ製のスイングアームの場合は、スイングアームのメーカーによっても、リアサス固定の位置が微妙に異なるため、他社メーカーさんのスイングアームを装着されている方を参考にしても、車高が変わる恐れがありますので注意です。
アルミ製のスイングアームを装着している方が、鉄製のスイングアーム装着車両のリアサスを参考にしてしまうと、車高が高い結果に…。
その逆は、想定よりも遥かに車高が低い状態になってしまいます。
それでは。
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