モンキーのリアワイド化に伴い、カウンターボードの購入と取り付けをしようと思っているのですが、どれを購入すれば良いのかいまいち分かりません…。
先日、このような相談を受けました。
そこでこの記事では、モンキーやダックス、シャリーのカウンターボード取り付けについて紹介していきます。
カウンターボードには2つの種類がある
モンキーを始めとする、ホンダの横型エンジンに取り付けるカウンターボード(カウンターサポート)には2つの種類があります。
- カウンターシャフトを直接支えるタイプ
- スプロケットをはめ込み支えるタイプ
この2つのカウンターボードの違いは、スプロケットの回転軸を支える箇所のベアリング径が異なります。
カウンターシャフトを直接支えるタイプに関しては、ジャズの純正ミッションを使用する場合、もしくはGMモトさんから発売されているカウンターシャフト部分に取り付けるアタッチメントを取り付けて、そこにスプロケットを固定する場合に使用します。(ベアリング径が小さい。)
もう1つのスプロケットをはめ込み、回転軸を支えるタイプのカウンターボードに関しては、専用のスプロケットを使用して、スプロケット部分がベアリングにハマり込むような作りになっています。
▪️スプロケットをはめ込むタイプ
▪️カウンターシャフトを直接支えるタイプ
カウンターシャフトを支えるタイプのアウターボードに関しては、既製品だとGMモトさんのこの商品に加えて、水野鈑金さんから出ているジャズシャフト用のカウンターボード。この2種類があります。
比較するとベアリング部分の径が全く異なります。(分かりにくい写真ですが…。)
カウンターボードの取り付け
モンキーにアウターボードを取り付ける際には、1点だけジェネレーターカバーの1部をカットしてやる必要があります。詳しくは、下記の記事にて開設済みです。
カバーのカットが完了したら、ジェネレーターカバーの上部右側を固定しているネジと、クランクケース合わせ面(右上)のボルトを外して、カウンターボードの固定ボルトと併用します。
取り付け時には、各固定ボルト部分に付属のカラーをそれぞれ取り付けてやります。ボードがエンジンに対して、水平んい取り付け出来るように、カラーを入れてやればOKです。
この時、6Vエンジンのクランクケースの場合は、右上のクランクケース合わせ面のボルトがありません…。そのため、6Vエンジンのクランクケースを使用されている場合は、アウターボードの固定が3点止めになります…。コレはどうしようも無い。
スプロケットをはめ込むタイプのカウンターボードの場合は、カウンターボードを完全に固定したあと、スプロケットの縁に溝が掘ってあるため、そこにCクリップを固定し、抜け止めを固定するタイプが多いかと思います。
まとめ
モンキーにアウターボードを取り付ける際には、アウターボードのそのものに2つの種類がありますので、購入時には注意が必要です。
基本的には、モンキーのエンジンであればカウンターシャフトが短いため、アウターボード取り付け専用のスプロケットを使用するタイプのアウターボードを取り付けるのがセオリーです。
▪️このタイプ
ただし、GMモトさんから出ているアタッチメントを使用すれば、ジャズシャフト用のカウンターボードの取り付けが可能になります。ダックスはモンキーシャフトですが、アウターボードのベアリングは小さい方が見た目が良かったため、アタッチメントを使用し、水野鈑金さんのアウターボードを取り付けしています。
どちらのタイプにせよ、取り付け方法に大きな違いはありません。
それでは。
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