モンキーのエンジンがかなりオイル消費をしており、オイル交換後1000キロ程度乗るとオイルがかなり減ってしまいます。モンキーのエンジンはオイルが消費しやすいものなのでしょうか?それとも、どこか悪いのでしょうか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、モンキーやカブのエンジオイルが減る原因。というテーマでお話ししていきます。
【モンキーやカブ】エンジンオイルが減る原因
モンキーやカブのエンジンオイルが減る原因は以下の3つです。
- オイル上がり
- オイル下がり
- オイル漏れ
モンキーやカブのエンジンに限った話ではありませんが、エンジンオイルが減る場合は、この3つの中に原因があります。
可能性が高いのは、オイル上がりとオイル下がり。
オイル上がりとオイル下がりに関しては、ピストンリングの摩耗やピストンリングの固着によって、腰下からオイルが燃焼室に上がる症状。オイル下がりに関しては、バルブステムシールからオイルが漏れて、燃焼室へと流れてしまう症状。
- オイル上がり ピストンリング
- オイル下がり バルブステムシール
つまるところ、燃焼室にオイルが入り込むことで、圧縮した混合気と一緒に燃やしてしまっている状態。
この場合、エンジンオイルを燃やしているわけなので、マフラーから白煙が出るケースが多いです。
エンジンオイルが少し滴る程度では、そこまでエンジンオイルが減るほどではありませんが、漏れている度合いによってはエンジンオイルが減るケースも考えられます。
気休め程度その場しのぎでも良いから何かいい方法は無いかな…?
そのような場合は、今使っているエンジンオイルよりも粘度が固めのエンジンオイルを入れてやることで、多少の改善になるかと思います。
個人的におすすめのオイルはニューテック。安いし、粘度が固くても、ギアの入りに影響が出にくいオイルです。
オイルのドロドロ感が増すことで、物理的に燃焼室に入るオイルの量を減らすことが可能です。(気休め程度ですが、やらないよりかはオイル消費は減るはずです。)
そこまでオイル消費が激しいエンジンではない
車種やエンジンによってオイル消費しやすいエンジン(車種)等もありますが、ホンダの横型エンジンに関しては、手がまともに入っており、状態の良いエンジンであれば、そこまでオイル消費が激しいエンジンではありません。
- オイル管理
- 乗り方
オイル管理が悪かったり、エンジンオイルが少ない状態での走行を続けているような経歴があったりすると、オイル消費の激しいエンジンになることもありますが、そうではない場合に関しては、そこまでエンジンオイルが減るようなことは無いかと思います。
走行距離が伸びて、各部のパーツが劣化・摩耗してというケースもありますので、一概にオイル消費する=扱いが悪いということにはなりませんが…。
当たり前ですが、新品の腰上を組み付けたエンジンに関しては、500〜1000キロ程度ではオイルの減りはほとんど観測できないぐらいです。
まとめ
モンキーやカブのエンジンオイルが減る場合、オイル上がりやオイル下がりによってエンジンオイルが燃焼室に入り込み、一緒に燃やしてしまっている可能性が高いです。
- オイル上がり ピストンリングの劣化
- オイル下がり バルブステムシールの劣化
そのため、オイル消費を直すには腰上の分解、オーバーホールが必要になります。
ピストンリング周りもしくはバルブステムシールの交換でオイル消費が改善されるかと思います。モンキーやカブのエンジンはリーズナブルな価格でチューニング可能ですので、これを機にボアアップしてみるもの1つの手段かと思います。
それでは。
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