ブレーキランプが点かないから、ブレーキランプのバルブを交換しようと思ったんだけど、バルブは切れていなかった…。だとすると原因は何だろう…。
こんな症状が出る場合も、多くはありませんが、ありえない話でもありません。
そこでこの記事では、バルブが切れていないのにブレーキランプが点かなくなる原因について2つ紹介していきます。
バルブは切れていないのにブレーキランプが点かない原因
ブレーキランプのバルブが切れてない状態で、ブレーキランプが点灯しない場合は、ブレーキペダルのアーム部分に取り付けられている、ブレーキペダルスイッチの故障が原因になっている場合があります。
どの車でも、ブレーキペダルのアーム部分にスイッチが固定されており、ブレーキを踏み込むことで、通電する構造のスイッチが取り付けられています。冷蔵庫の扉を開けると電気が付く構造と似たような感じ。
このスイッチは、車に乗っている間かなりの回数接点が付いたり離れたりするため、古くなってくると接点部分に煤が溜まり、接触不良を起こす場合があります。
このスイッチが原因でブレーキランプが点かないケースにおいては、基本的には中の接点部分を掃除してやれば、再びブレーキランプが点くケースが大半です。
中には、プラスチックが割れて交換しないといけないケースもあるみたいですが…。
このスイッチに原因がある場合、当然ですが左右のブレーキランプが同時に点灯しません。そのため、どちらか片側のブレーキ灯が点灯しているケースに関しては、これが原因ではないということになります。
バルブ接点の接触不良という可能性も
バルブが切れていない状態で、片側のブレーキランプだけが点灯しない場合は、ブレーキランプのバルブとテールベース側の接触不良が原因かと思います。
有名どころでいうと、スズキのワゴンRでこの症状が大変よく起こります。
街中を走っている車で、ブレーキ灯が片側点いていない車を見ると、7〜8割ワゴンRと言っても良いぐらい。(気にして見てみて下さい。大体ワゴンRだから。)
中には本当にバルブが切れて点灯していない車両もいるかも知れませんが、大半の車両はバルブが切れているわけではなく、バルブの接点部分に煤が溜まり、接触不良を起こしている状態です。
掃除したら、また点きます。以前、少し乗っていたワゴンRでもやっぱりブレーキ灯が点かず、掃除しています。
まとめ
ブレーキランプのバルブが切れていないのにも関わらず、ブレーキランプが点かない原因は以下の2つであるケースが多いです。
- ブレーキペダルスイッチの接触不良
- ブレーキバルブの接触不良
左右のブレーキランプが点かないケースに関しては、ほぼブレーキペダルスイッチの故障(接触不良)だと思って良いかと思います。試しに、ブレーキペダルを手で押し込んだ状態で、スイッチの先端を手でかちゃかちゃ押したり出したりしてみて下さい。
場合によっては、これでしばらく点灯します。(早めの対処が必要ですが…。)
このスイッチは簡単な構造ですので、分解清掃するなり、新品の部品に交換するなりして対処可能です。
片側のブレーキランプだけが点かない場合に関しては、バルブの接点部分(バルブ側とテールベース側)を掃除して、再度バルブを組み込んで見てください。
それでは。
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