キューブのバッテリーが上がっちゃったっぽくてエンジン掛からないから助けに来てと連絡を受け、レスキューに向かったのですが、ルームランプも点く。ヘッドライトも点く。(全く暗くない)
バッテリーの残量は問題なさそうなのですが、エンジンが掛からず原因を探ってみると、無事に原因特定。
そこでこの記事では、Z12キューブのエンジンが掛からない原因について紹介していきます。
Z12キューブのエンジンが掛からない原因
今回、Z12キューブのエンジンが掛からなくなったのですが、原因はブレーキペダルのスイッチが接触不良を起こしていることが原因でした。
▪️症状
- ルームランプ点灯
- ヘッドライトも問題なく点灯
- バッテリーの状態は良好(テスターにて検査)
- セルはうんともすんとも言わない
- プッシュボタンを押すとメーターが暗くなりランプ類が一斉に消える
ブレーキペダルのスイッチが接触不良(故障)を起こしたことで、エンジンスタート時に車はブレーキを踏んでいないと認識してしまうため、プッシュボタンを押してもセルが回ってくれない状態でした。
1つの事例に過ぎませんが、Z12キューブでは結構起こりうるトラブルのようです。多分、同年式の日産車であれば、同じ部品を使用しているかと思いますので、キューブ以外にもこの症状が出やすい車があるのかもしれませんね。
この症状が出て、出先でエンジン始動が出来なくなってしまった場合、足元のブレーキペダルを手で押し込むと、ペダルのアーム部分にスイッチが固定されており、スイッチの先端がバネの力で押し出されてきます。(画像矢印部分)
ペダルを手で押し込んだ状態を作って、この先端の白い棒のところを手で押し込み、また離す。これをガチャガチャやると、再び接点が復活するかと思われます。
※スイッチが物理的に壊れていたら、これじゃ掛かるようにはなりませんが、おそらく物理的に壊れることはそうないと思うので、試してみて下さい。
これ以来、このスイッチが接触不良を起こすことは今のところ、ありません。
あと数日したら、部品が届きますのでそれまで耐えてもらうほか無い。ブレーキスイッチの純正品番はこれ。スイッチを交換する際には、セットでクリップ側も交換することをお勧めします。クリップ側はいくらもしないから。
- スイッチ 25320-AX00C
- クリップ 25320-4M405
部品が届き次第、スイッチの交換を行いますので再度交換方法について紹介予定です。
スイッチ故障の特定方法
本当にエンジンが掛からない原因が、このブレーキペダルのスイッチにあるかどうかの確認方法は、以下の2つです。
- メーター内のペダルマーク点灯
- ブレーキランプが点かない
エンジンを掛ける動作を行う際、メーター内にブレーキペダルのマークが出てきます。これは、ブレーキペダルを踏み込んでエンジンスタートをして下さい。というマーク。
そのため、ブレーキペダルを踏み込むとこのマークは消えます。ブレーキペダルを踏み込んでいるのに、このマークが消えないと言うことは、ブレーキペダルのスイッチが反応していないと言うことになります。
※アクセサリーONの状態でブレーキペダルを踏み込む。
また、ブレーキペダルのスイッチが反応していないと、キーをアクセサリーONの状態でブレーキペダルを踏み込んでも、ブレーキランプが点灯しません。(運転席のドアを開けて、後ろを除けばブレーキランプが点灯しているか否か、一人でも確認出来ます。)
まとめ
キューブのエンジンが掛からなくなる原因は、いくつかあるのですが今回はブレーキペダルのスイッチが接触不良を起こしていたため、ブレーキペダルを踏み込んでいるのにも関わらず、車はペダルを踏んでいないと言う認識になっていることが原因でした。
キューブあるあるみたいなので、エンジン始動が出来なくなった場合は、確認してみて下さい。
この場合、一時的であればペダル元を覗き込んで、スイッチを手で何度か押したり離したりをして、接点を強引に当てこんでやれば、一時的に回復しますので、エンジン始動が可能かと思います。
この症状が出たと言うことは、走行中にブレーキランプが点灯していないタイミングがある可能性がありますので、早めに修理することをお勧めします。(突っ込まれちゃうよ…。)
部品は、モノタロウで注文てして4日以内の発送でした。
それでは。
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