インナーローターの取り付けを検討しているんですが、メリットとデメリットを教えて頂きたいです。
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、モンキーにインナーローターを取り付けるメリットとデメリットについてお話ししていきます。
インナーローターのメリット
インナーローターを取り付けるメリットは以下の通りです。
- レスポンスがかなり向上
- クランクシャフトの負担軽減
- エンジンの振動軽減
- 発進時の加速が向上する
アウターローターの場合、市販品で最も軽いキタコさんのもので、300g程度。他は400g〜600g程度の重量があり、インナーローターの場合は、ここからさらに軽くなり、160g〜180g程度まで軽くなるため、エンジンの回転数上昇スピードは格段に良くなります。
それに伴い、レスポンスはアウターローターとは段違いに良くなり、発進時の加速に関してもエンジンの回転数が早く上がるため、向上します。
※街乗りするモンキーにインナーローターを組み込むメリットは、やっぱりレスポンス向上が一番かと思います。
また、クランクシャフトの負担もかなり軽減できるため、エンジンブレーキ使用時のクランクの捩れはかなり軽減されるのもメリットかと思います。回転物の重量が軽くなることによって、エンジンの振動も少なくなります。
インナーローターのデメリット
インナーローターを取り付けるデメリットは以下の通りです。
- 発電しない
- スピードが乗らなくなる
インナーローターは、点火に必要な最低限の電力しか発電しないため、電装部品の点灯はバッテリーのみになります。そのため、日中の走行はウインカーとテールランプぐらいですので、LED化してやれば大丈夫ですが、夜は乗れません…。
発電しないため、乗った後はバッテリーをコンセントから充電してやる必要があります。スマホみたいな感じでね。(エンジン掛けていても、バッテリーは充電されずに減っていくだけですからね。乗らない時は、バッテリーの端子を外しておいた方が良いぐらい。)
走行面に関しては、先にエンジンの回転数が上がりきっちゃって、アウターローターの時よりも速度が伸びなくなった。というのがデメリットかと思います。
その分、出だしはかなり良くなりましたけどね。
88ccのモンキーにインナーローターを組み付けていますが、街乗りや仲間内との走行で最高速に困るようなことはありませんけどね。
まとめ
- 左 インナーローター 160g
- 右 アウターローター 420g
モンキーにインナーローターを組み付けるメリットとデメリットは以下の通りです。
▪️メリット
- レスポンスがかなり向上
- クランクシャフトの負担軽減
- エンジンの振動軽減
- 発進時の加速が向上する
▪️デメリット
- 発電しない
- スピードが乗らなくなる
個人的にインナーローターを導入した目的は、レスポンスの向上に加えて、かなり荒っぽいエンジンブレーキを多用するため、クランクシャフトの負担軽減のために…。笑
もちろん、アウターローターほどではありませんが、案外インナーローターを愛用している4miniユーザーさんも多かったりしますよ。
それでは。
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