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【モンキー】エンジンの圧縮がなくなる7つの原因

 

モンキーの圧縮がなく、エンジンが掛からなくなってしまいました…。モンキーのエンジンで圧縮がなくなる原因は何ですか?

 

先日、このような相談を受けました。

 

そこでこの記事では、モンキーのエンジンで圧縮が無くなった人向けに、エンジンの圧縮がなくなる原因についていくつか紹介していきます。ここで紹介する原因が全てのユーザーに当てはまるとは限りませんが、参考になれば….

 

 

目次

【モンキー】圧縮がなくなる7つの原因

 

モンキーの圧縮が無くなった際に考えられる原因は以下の通りです。

 

  • スパークプラグの緩み(ガスケット部の異常)
  • バルブの歪み
  • バルブの間にスラッジが噛む
  • ピストンリングの破損
  • ピストンリングの固着
  • ピストンやシリンダーに深い傷が入る
  • ガスケット抜け

 

エンジンの圧縮が無くなってしまった場合、本来空気の逃げ道がないところに、何らかの理由で空気が抜けてしまっている状態です。

 

そのため、空気が逃げられる可能性がある箇所に、異常が出ていることだけは確かな事実です。

 

プラグから圧縮抜け

 

おそらく可能性は極めて低いかと思いますが、真っ先にプラグの締め付け不良を確認してみて下さい。

 

プラグが緩んでいる状態だと、そこから圧縮した空気が漏れてしまいます。もっと可能性は低いですが、プラグに取り付けられているガスケット(アルミのワッシャー)が破損していれば、それも圧縮抜けの原因になります。

 

ここに関しては、確認も簡単だし、対処も簡単なので真っ先に見ておくべきポイントです。

 

バルブから圧縮抜け

 

バルブが何らかの原因で曲がってしまうと、エンジン内部で混合気を圧縮している最中に、バルブ(吸気バルブ・排気バルブ)が完全に閉まらない状態が出来てしまい、その隙間から圧縮した空気が抜けてしまうことがあります。

 

また、バルブは開いたり閉じたりを繰り返す部品ですので、燃焼室のカーボン(スラッジ)がバルブとシリンダーヘッドの隙間(ピッタリ合わさる部分)に何らかの拍子に挟まれて、傷が付いてしまったり、打痕が付いてしまうことでも圧縮が抜けることがあります。

 

バルブからの圧縮抜けを確認する方法ですが、シリンダーヘッドを分解する必要があります。(リークテスターでも持っていれば話は別ですが。)

 

分解して、ヘッドを単体にした状態で、バルブ側にガソリンを注ぎ、バルブの裏側からエアを送ってやり、ガソリンを溜めてある箇所にエアがブクブク出てきたら圧縮漏れを起こしている状態。

 

  • バルブの曲がり
  • バルブの合わせ面に傷or打痕あり

 

設備的にエアを送るのが難しい場合は、パソコン機器等の掃除で使うようなエアダスターを使用すると良いかと思います。

 

 

ピストンとシリンダーの間から圧縮抜け

 

ピストンとシリンダーから圧縮が抜けるケースも多いです。

 

  • ピストンやシリンダーの傷から圧縮が抜ける
  • ピストンリングが破損する
  • ピストンリングが固着する

 

エンジンが焼き付き、抱きつきを起こした場合、その際に付いた傷から圧縮した空気がクランクケース側に抜けてしまうので、圧縮が抜けます。

 

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シリンダーやピストン側に問題がない場合でも、ピストンリングが原因で圧縮が抜けるケースも。

 

 

ピストンリングが割れたりすることで、圧縮が抜けるケースもあれば、ピストンリングにカーボン汚れがビッシリ溜まり、ピストンリングが縮まった状態で固着することで圧縮が抜けるケースも。

 

ピストンリングに汚れが溜まり、固着するケースに関しては、オイル管理が悪かったりするとそのような状態に陥るケースが多いです。

 

まとめ

 

モンキーの圧縮が無くなった際に考えられる原因は以下の通りです。

 

  • スパークプラグの緩み(ガスケット部の異常)
  • バルブの歪み
  • バルブの間にスラッジが噛む
  • ピストンリングの破損
  • ピストンリングの固着
  • ピストンやシリンダーに深い傷が入る
  • ガスケット抜け

 

※モンキーに限った話ではなく、全てのバイクや車に同じことが言えます。

 

スパークプラグから圧縮が抜けているケースを除いては、エンジンをバラさない限りは、原因の特定は難しいし、修理のしようもないため、どのみち腰上の分解が必須になってくるかと思います。

 

それでは。

 

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