モンキーのエンジンが不調で、バルブタイミングのズレが怪しいのでは?とアドバイス貰ったのですが、バルブタイミングがズレるとどのような症状が出ますか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、モンキーのバルブタイミングがズレるとどのような症状が出るのか?というテーマでお話ししてきます。
バルブタイミングがズレるとどんな症状が出る?
バルブタイミングがズレると、以下のような症状が出てきます。
- エンジンがすぐに止まる
- 温まるまでエンジン不調
- 吹け上がりが悪い
バルブタイミングがどのぐらいズレているかによっても話が変わってきますが、カムチェーンが伸びていて半コマ分バルブタイミングがズレているようなケースだと、エンジンがすぐに止まってしまったり、エンジンの暖気が終わるまでエンジンの吹け上がりが悪いと言った症状が出ます。
半コマ分ぐらいのズレだと、エンジンが温まってしまえば、とりあえず特に大きな問題もなく走行出来てしまうケースが多いです。
エンジンが温まると調子が良くなるようなケースだと、バルブタイミングに微妙なズレが生じている可能性が考えられます。もちろん、キャブセッティングが原因ということも当然ありますが。
大幅にズレるとバルブがクラッシュ…
バルブタイミングが半コマ分ズレる程度だと、先ほど紹介した通り、エンジンがちょっと調子悪いな〜。程度の症状で済みますが、大幅にズレていると、バルブとピストンがぶつかりエンジンが壊れます。
どのぐらいズレたらバルブとピストンが当たるのか?という点に関しては、正直そんなことになったこともなければ、実験したこともないので分かりませんが…。
兎にも角にも、大幅なバルブタイミングのズレに関しては、ピストンが上死点に来るタイミングで本来バルブは完全に閉じていないといけない状況にも関わらず、バルブがフライングして開いてしまうので、ピストンと干渉する恐れがあります。
ピストンとバルブが干渉してしまうと、バルブが曲がりバルブが使い物にならなくなります。当たり方によっては、ピストンに穴が空いてしまう場合も…。
まとめ
モンキーのバルブタイミングがズレると、エンジンがすぐに止まってしまったり、エンジンの暖気が終わるまで吹け上がりが悪くなるなどのエンジン不調が症状として現れます。
ただし、これは半コマ分程度の微妙なズレが出ているケースの話。
このようなケースだと、エンジンが温まると問題なく走行できる場合が多いです。
極端にズレが出ると、バルブとピストンが干渉して、エンジンが壊れますので組み間違いによるバルブタイミングのズレは注意が必要です。
それでは。
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