モンキーのフロントフォークにガタがあるんだけど、これって何が原因なんだろう?
こんな疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思います。
そこでこの記事では、モンキーのフロントフォークにガタが出る原因と対処方法について紹介していきます。
シャリーやダックスのフロントフォークも同様の原因でガタが発生します。
【モンキー】フロントフォークのガタが出る原因
モンキーのフロントフォークにガタが発生する原因は、インナーチューブの中にはめてあるパイプガイド(ブッシュ)と呼ばれる部品が摩耗し、隙間が大きくなっていることが原因です。
パイプガイドは、プラスチックで出来ているため、摩耗し擦り減ってしまいます。
パイプガイドには、切掛けがあり、フロントフォークのアウター部分に入れ込むことで、パイプガイドが押されてガイドの内径とインナーチューブの外径が合うようになっています。
しかし、ガイドが摩耗してくると、パイプガイドを縮めてもインナーチューブの外径との間にガタが出てきます。これが、フロントフォークに生まれるガタの正体です。
インナーチューブにハマっているこの白いプラスチック製の部品が、パイプガイド(ガイドブッシュ)と呼ばれる部品。
この白いプラスチックの部品が、インナーチューブとアウターの隙間を埋めるための部品なのです。
ガタの対処方法
フロントブレーキを掛けた状態で、車体を前後させた時に、フロント周りに大きくガタが発生している場合、パイプガイドが摩耗していることが予想されます。
この場合、インナーチューブを分解して、パイプガイドを新品へ交換することで、ガタの対処方法になります。
▪️パイプガイドの交換方法
ただし、新品のパイプガイドに交換したら、完全にガタが無くなるかというと、そんなことは無い…。新品のガイドを使用しても、多少のガタは残ります。これは、フロントフォークの作り方的に仕方がないかと思います。
特に、車高を下げるために、スプリングを短くカットされている方は、スプリングが吸収するべき衝撃をパイプガイドが余分に受けることもあって、ガタは大きくなります。
なるべくガタを無くしたいのであれば、以下のような方法があります。
- 強化ブッシュを使用する
- ガイドの外周に薄いアルミ板を巻く
- ガイドの外周にアルミテープを貼る
ガタを極力無くしたいのであれば、Gクラフトさんの強化ブッシュがお勧めです。一番無難な方法です。
確かに厚み0.1mmぐらいのアルミ板ぐらいなら、入れられるクリアランスがありますけども…。(機会があれば、入れてみようかと思います。)
まとめ
モンキーのフロント周りにガタが発生する原因は、インナーチューブに組み込まれているパイプガイドと呼ばれる部品が摩耗し、アウターとインナーチューブ、ガイドの間にガタが発生していることが原因です。
ちなみに、シャリーやダックスのフロントフォークも同様の原因で、ガタが発生します。
そのため、このパイプガイドと呼ばれる部品を組み替えてやれば、ガタが減少します。
※完全には無くなりませんね。どうしても多少は…。
Gクラフトさんから強化品のブッシュが出ているので、そちらを使用するのが最もガタを最小限に抑えることが可能です。
それでは。
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