購入したホイールのハブ径が車体側のハブ径よりも小さく、履かせることが出来ませんでした…。この場合、どうしたら良いでしょうか?何か策はありますか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、車体のハブ径よりも小さいハブ径のホイールを履く2つの方法について紹介していきます。
車体より小さいハブ径のホイールを履く2つの方法
車体のハブ径よりも小さいハブ径のホイールを履くには2つの方法があります。
- ホイールスペーサーを使用する
- ワイドトレッドスペーサーを使用する
ホイールスペーサーやワイトレを使用して、車体側のハブよりも外側にホイールが出るようにしてやれば、車体よりも小さいハブ径のホイールであっても、問題なく車体に履かせることが可能です。
この場合、車体のハブ部分は高さが10mm程度ありますので、車体側のハブ高さをノギスで計測してみて、この数値よりも厚いスペーサーの使用が必須です。
そのため、スペーサーを使用する場合はロングハブボルトへの打ち替えを行い、10mm程度のスペーサーを使用する必要があります。
ワイトレを使用する場合は、10mmもしくは15mmのワイトレを使用すれば、ホイールを履くことが可能です。個人的には、10mmのワイトレを使用することはありませんので、10mmならスペーサー。ワイトレなら15mmを使用します。
ホイール側を加工するという方法も
履かせようとしているホイールに10mm〜15mm程度のスペーサーを入れる余裕があるサイズ(オフセット)であれば、スペーサーを入れて解決することが可能ですが、ホイールを外に出す余裕がない場合もあるかと思います。
その場合は、ホイールのハブ径部分を業者にて加工してもらうのも1つの手段です。
ホイールの強度面的に全てのホイールが必ずしもそのような加工が可能とは限りませんが、大概のホイールは加工が出来るかと思います。ホイールの加工業者もしくは金属加工の業者に依頼すれば、加工してくれるショップがあるかと思います。
旋盤、もしくはマシニングセンターがあるショップさんなら加工が可能かと思います。
まとめ
車体のハブ径よりも小さいハブ径のホイールを履かせる場合、ホイールスペーサーやワイトレを使用し、ハブの高さよりもホイールの取り付け面を外に出してやることで問題なく、そのホイールを履くことが可能です。
ハブの高さよりも厚みのあるスペーサーを使用することによって、車体側のハブとホイール側が干渉しなくなるためです。
ただ、この方法はホイールスペーサー等を使用して、10mm〜15mm程度ホイールを外側へ出す余裕があればの話ですが…。
ホイールを出す余裕がなく、どうしてもそのホイールを履かせたい場合は、ホイール側のハブ部分を切削加工にて削ってもらうのも1つの手段です。
それでは。
▪️関連記事はこちら