NーONEに履かせていた15インチ7Jのホイールを譲り受けるから、このホイールが履けるように足回りの組み付けと調整をしてちょーだい。
とお願いされたので、L575Sムーヴコンテに7Jが履けるように足回りの調整を行いました。
そこでこの記事では、【L575S】ムーヴコンテに7J装着時の話をしていきます。ホイールのオフセットやキャンバー調整などなど…。
【L575S】ムーヴコンテに15インチ7J装着
今回L175ムーヴに装着したホイールのサイズは以下の通りです。
- 7J+32 前後通し
- 165/45r15
結論からお伝えすると、それほど大掛かりな加工等は不要で、ムーヴコンテに7Jのホイールを履かせることが可能です。よほどオフセットを間違えない限りは…。
▪️履かせたホイール
フロント
- キャンバーボルト
- 調整式ピロアッパーマウント
- ブラケット長穴加工
ダイハツの軽自動車の場合、フロントにここまでキャンバーを付けてしまうと、ほぼ確実にドライブシャフトがドン突き、走行出来ませんので、延長ロアアームを同時に組み込み、ドライブシャフトを外側にオフセットしてあります。
※延長ロアアームを入れると、折角押し込んだホイールがまた外に出て来てしまいますが、こればっかりは致し方無い。
ただ今回はこの延長ロアアームによって、ホイールが外に出てきた分を加味してフェンダーとどツラぐらいですね。
フロントに関しては、7J+32のホイールを履かせた段階で、約7〜8ミリ程度車高調とホイールのクリアランスがある状態で、かつフェンダーからホイールが10ミリちょっと出ていたので、調整式のピロアッパーマウントが必須です。
いまいち理由が分からない方はこちらの記事をご覧下さい。
リア
- 可変式キャンバーアクスル
- フェンダー部分1箇所カット
リアに関しては、可変式のキャンバーアクスルを少し前に組み付けていたので、キャンバー調整をしてフェンダー内部に入れてやりました。
内側のクリアランスもそれなりに確保されているので、大きくストロークしても干渉することはありません。
助手席側に関しては、燃料パイプとのクリアランスがやや狭かったので、燃料パイプを固定しているボルトを一旦緩めて、燃料パイプを少しだけ内側に入れ込んだ状態で再度固定しなおしてあります。
※ストロークチェックを行い干渉しない程度のクリランスはありましたが、自分の車では無いので念のために。
もちろん、ストロークをバンプラバー等で止めたりはしていませんが、ストロークしてもどこにも干渉することなく、ホイールが収まります。
ただ、車高調に付属してくるバネレートだと、後部座席に人が乗ってしまうと車高が下がり、干渉してしまう可能性があるのでバネを変更してレートを上げています。使用しているバネはオーバーテックさんの7Kです。
7J装着に伴う加工
今回、ホイールの装着と足回りの組み付けに伴い、それほど大掛かりな加工と呼べるものはしておりませんが、手を入れた箇所は以下の通りです。
- フロントフェンダーの爪折(部分的に)
- フロントインナーフェンダーの加工
- リアフェンダーの爪切り
- リアバンパーのリブ削り
自分の車であれば、面倒なのでインナーフェンダーは撤去でもいいですが、今回自分の車ではないので、インナーフェンダーを熱で温め、干渉箇所の形状を変更してタイヤとのクリアランス確保を行なってあります。
あんまり人の車でザクザク切るのは嫌ですからね…。
今回ぐらいの車高と出面であれば、ヒートガン1つで簡単にタイヤとインナーの干渉を回避することが可能です。
まとめ
ムーヴコンテの前後に7Jを履かせることは十分可能です。
ホイールサイズ(オフセット)にもよりますが、ムーヴコンテに7Jを履かせる場合、前後5度以上のキャンバー角が必須です。
もちろん、ストラットタワー部をガッツリ内側に移設でもしてやれば話は別ですが…。あくまでも市販品の部品をそのまま取り付けて履かせようとした場合の話です。
また、フロントは車高調とホイールのクリアランスにそれほど余裕がないため、調整式のピロアッパーマウントを使用し、なるべくタイヤハウスを広々使ってやらないと7Jのホイールが収まりませんので注意です。
それでは。
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