ミニクーパーのジャッキアップポイントって国産車と比べるとちょっと独特な感じ。
車を購入時ここに掛けていいの?そんな風に少し不安を感じたのをよく覚えています。
そこで今回はミニクーパーのジャッキアップポイントとウマ(リジットラック)を掛けるポイントについてもお話していきます。
ミニクーパーのジャッキアップ
少し見えづらいですが、MINIのジャッキアップポイントはこちらになります。この樹脂製?のブロックにジャッキを当てて車を持ち上げます。車の下を覗くと、前後左右の計4カ所にこの黒いブロックが差し込んであると思います。
正式名所は【リフトサポート】です。
ちなみにこちらは脱着可能。意外と走行中にポロりしてしまう事も多いようで…オークションなどを見てみると中古品もよく出ていて金額は1000円〜3000円程度で購入可能です。
同年代のBMW車には大体共通の部品として取り付けられています。
外れてどこかに行ってしまった…
なんて方がいらっしゃいましたら中古品を探す時は気にしてみて下さい。
ウマ・リジットラックの掛け方
次にリジットラックの掛け方についてお話します。
オイル交換など、車の下に潜る際には必ずジャッキだけでは無く、リジットラックを併用して作業するようにしましょう。
- フロント
- リア
順番にお話していきます。
フロント
フロントにウマを掛ける場合は、横のジャッキアップポイントにてジャッキアップを行い、サブフレーム(メンバーサポート)にウマを掛けます。写真のような感じです。
フロアジャッキなど大きいジャッキをお使いの方は、サブフレームにてジャッキアップを行い、横のジャッキアップポイントにウマを掛ける方法もあります。
とは言うもののサブフレームは少し奥まった位置にあるので、横でジャッキアップを行いメンバーフレームにウマを掛ける方が楽だと思います。
リア
ミニクーパーはボディー剛性がとても強いため、リアにウマを掛ける際、フロントの横側(ジャッキアップポイント)からジャッキアップすればリアもすぐにタイヤが浮き上がりますので、そこにウマを入れてあげましょう。
車体前方から後方へと左右2本走るフレーム(写真矢印部分)にてジャッキアップしてサイドのジャッキアップポイントにウマを掛ける方法もあります。
しかし、このフレーム部分には消音材が塗ってあり、ジャッキアップにて剥がれてしまうので個人的にはフロントを持ち上げ、リアにウマを入れる事をお勧めします。
ジャッキアップ後に一手間
車をジャッキアップした後や、車にウマを掛けた後は、ジャッキの真横やウマの真横に取り外したタイヤや使っていないタイヤを置いておきましょう。
そうすれば、もし万が一車が落下してしまった場合でもタイヤの厚み分地面と車の距離を稼ぐ事が出来ます。これは必ずやるようにしましょう。
もし、どうしてもタイヤを入れるスペースが確保出来ない場合は作業中の手足の置き場所をよく考えましょう!!タイヤハウスの中などだったら潰されずに回避出来る所もありますが、フレームの下なのだったら大惨事になってしまいます。
MINIの車載ジャッキは倒れる?
これ初めて見た時イマイチ使い方が分かりませんでした。国産車に積んである車載ジャッキと全然形が違いますよね?
BMWやAUDIも国産車離れしている車載ジャッキだったと記憶しております。やはり生まれた国が違うと車載ジャッキも違うんですね〜。
ちなみにMINIの車載ジャッキはこんな感じで使います。バランス悪そうですね…
これ…ちょっぴり不安…。倒れそうじゃ無いですか?!
その不安が正しい…。これ倒れます。
僕は車載ジャッキは使わないので倒した事はもちろんありませんが、何人かツイッターのフォロワーさんがMINIの車載ジャッキを使って整備している際車がジャッキから外れて倒れたと発言しているのを確認しております。
車載ジャッキを使うのはやめましょう。サイドステップが『バキバキ』になりますよ。それになりより危ないですからね。
まとめ
ウマを掛けるというのは手間になる行為かと思いますが、車の下に潜る作業や長時間車を持ち上げたままにする際は必ず使うようにしましょう。
油圧ジャッキは、その名の通り油圧を使って車を持ち上げます。長年使っていると劣化により油圧が見ず知らずのうちに低下してしまい、作業中に車が落下してしまう恐れも充分考えられます。
作業中は細心の注意を払って行いましょう。
ジャッキアップに不安がある方はこちらの記事を合わせてご覧下さい。
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