新しいホイールを購入して、これからタイヤを組み付けてもらうんだけど、エアバルブを金属製にするか迷っているんだけど、金属製のエアバルブを使うメリットって何だろう?見た目以外のメリットもあるの?
こんな疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。見た目以外、何も変わらないでしょ?そんなふうに思っている方もいらっしゃるかと思います。
そこでこの記事では、金属製のエアバルブを使用する3つのメリットについて分かりやすく解説していきます。
金属製のエアバルブを使う3つのメリット
金属製のエアバルブを使うメリットは以下の2点です。
- 空気を入れる際、バルブに負荷が掛からない
- ホイールとの接点が剥き出しにならず隠れる
- 遠心力の影響を受けにくい
どれに関しても、一言で言い表せば、エアバルブの寿命が長くなるというハナシです。
順番に詳しく解説していきます。
空気を入れる際、バルブに負荷が掛からない
まず金属製のエアバルブを使う1つのメリットは、バルブから空気を入れる際にバルブが曲がらないので、バルブに余計な負荷が掛からないので、バルブの劣化を無駄に早めることがありません。
どうしても、ゴム製のエアバルブに空気を入れようとすると、バルブが柔らかいため、空気入れの先端をバルブに固定する際、バルブが曲がってしまいます。
バルブが曲がるということは、ホイールとの接点(空気をホイールの外へ出さないように押させているところ)に大きな負担がかかり(バルブの付け根)、バルブの劣化を促進させてしまいます。
金属製のバルブであれば、空気を入れる際にバルブが曲がるということはありませんので、このような心配が無くなります。
ホイールとの接点が剥き出しにならず隠れる
次に金属製のエアバルブの場合、ホイールのバルブ穴を押さえている面に関しては、金属製のバルブ(ナットで)に押さえつけられている形になるため、接点が外に露出しない状態です。
そのため、以下の2点からバルブのゴムを守ることが出来るため、ゴム製のバルブを使用するよりも、寿命が長くなるメリットがあります。
- 直射日光を浴びない
- 雨に直接当たらない
ゴム製のパッキンにとっては、大きな天敵から身を守れるので、長寿に繋がるメリットにも納得出来るかと思います。
上の画像を見てもらうと分かりますが、金属製のエアバルブもゴムパッキンの一部は外にはみ出る形になっていますが、ここが劣化していても、いざ金属バルブを分解し、パッキン交換をしてみると、ナットに押さえつけられている面に関しては、良い状態をキープしているケースも多いよ。とタイヤ屋さんから話を聞きました。
※はみ出た部分が劣化していても、ナットで押さえている部分に影響がなければ、エアが漏れることはありません。
遠心力の影響を受けにくい
エアバルブはホイールに固定されているため、車が走行している間は常にホイールの回転に振り回せている状態です。
そのため、バルブが遠心力に振り回されていることは言うまでもありません。これがゴムバルブであれば、遠心力によって、空気を入れる際に負荷が掛かるとお伝えした理由と同様に、バルブの付け根に負荷が…。
これが、金属製のエアバルブを使用してやることで、ホイールの回転に伴う遠心力に負けることなく、余計な負担をバルブに与えることがなくなる。というのも金属製のエアバルブを使用するメリットの1つです。
高速道路の走行が多い。そんな方には、この点も視野に入れておきたいメリットの1つですね。
もちろん、高速道路以外の一般道を走行している間にも、エアバルブに遠心力は加わりますので、全く高速道路を走行しないよ。という方でも全く関係が無いハナシ。というわけではありません。
まとめ
金属製のエアバルブを使用すると、見た目がカッコイイ。という点も1つのメリットになるかもしれませんが、見た目だけではなく、バルブの寿命を延ばす観点から見るメリットもあります。
- 空気を入れる際、バルブに負荷が掛からない
- ホイールとの接点が剥き出しにならず隠れる
- 遠心力の影響を受けにくい
ゴム製のバルブよりも、金属製バルブの方が寿命が長くなる。というのは紛れもない事実ですが、実際にはゴム製のバルブであっても特に問題になることはありませんので、寿命が伸びる点に特に魅力を感じない人はゴム製のバルブを使用すれば良いかと思います。
僕自身は、元々アルミ製のバルブが付属してれば、それを使う程度で基本的にはゴムバルブのショートを使用します。
あくまでも個人的な主観に近いですが、以下のような人はゴム製のバルブよりも金属製のバルブが向いているような気がします。
- エアチェックの回数が多い方
- 高速道路の走行が多い方
- 年間の走行距離が短くタイヤ交換サイクルが長い
金属製のバルブを使用しても、それほど金額がべらぼうに高くなるわけではありませんので、金属製のエアバルブを使用するメリットに魅力を感じるのであれば、次回から金属製のバルブを使用してみても良いかと思います。
それでは。
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