モンキーにオイルクーラーを取り付けようと考えているのですが、冬場の外気温が低い時期に関しては、オーバークール対策が必要になりますか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、オイルクーラーを取り付けたモンキーは、冬場のオーバークール対策は必要か?というテーマでお話ししていきます。合わせて、オーバークール対策を2つ紹介します。
【モンキー】冬場のオーバークール対策は必要か?
オイルクーラーを取り付けたモンキーの場合、外気温にもよりますがオーバークール対策をするに越したことはありません。ただ、オーバークール対策をしないと、まともに走行出来ないのか?と言われれば、決してそんなことはありません。
12月の中旬に何を血迷ったのか、ツーリングのお誘いがありましたので、往復100キロちょっとのツーリングに参加して参りましたが、オーバークール対策一切無しの状態で特に不調等なく完走しました。
モンキーのエンジンは大丈夫でしたが、人の方がオーバークールでダウン気味。
この日の最高気温は、6度だか7度でした。
このぐらい気温が上がっていれば、油温の上がりは確実に悪くなりますが、特に問題なく走行が可能です。そうは言っても、やっぱりエンジンオイルの油温が低い状態をキープするのはいうまでもなく、油温が最適温になっている時に比べると、やっぱり絶好調とは言えないかな…。というのが本音です。
本当はオーバークール対策をしてやって、少しでも油温を上げてやった方がエンジンのためにはなります…。
オーバークール対策はしなくても、走行は出来るけどやらないよりやった方が良い。と言うのが結論です。エンジンオイルの温度は高過ぎてもダメだし、低過ぎてもダメ。
2つのオーバークール対策
モンキーのオーバークール対策は、2つあります。
- サーモスタットの取り付け
- オイルクーラーカバーの取り付け
最も理に適ったオーバークール対策は、サーモスタットを取り付けてやる方法です。サーモスタットを取り付けてやれば、エンジンオイルの油温が低い時には、エンジンオイルはエンジン内部だけで循環し、クーラーにはオイルが一切流れない状態になりますので、無駄にエンジンオイルを冷やし過ぎるという問題は発生しません。
サーモスタットの場合、オールシーズン油温を気にする必要がありませんので、理想的な対策かと思います。
ただ、サーモスタットの取り付けには、少々費用が嵩みます…。サーモスタットって地味に高いからね…。費用面を気にするのであれば、サーモスタットの取り付けではなく、オイルクーラー本体にカバーを取り付け、オイルクーラーに直接風を当てない。という手段も1つです。
オイルクーラーのコアには、エンジンオイルが流れていますが、コアに風が当たらないので、油温の低下を阻止することが可能になります。(エンジン外にオイルが出る時点で多少の油温低下は仕方がない。)
これなら、費用を抑えつつ、オーバークールの対策が可能です。
見た目も1つイメージチェンジ出来るので、気分を一転することが出来る上、見た目もちょっぴりカッコいいので、2号機のモンキーには、これを付けようかな?と悩み中です。
直接風が当たらない所に取り付けるという選択もある
以前、別の記事でもお伝えしましたが、88cc程度のボアアップエンジンであれば、そもそもオイルクーラーが無くとも、問題なく走行が出来るため、オイルクーラーの取り付け位置を直接風が当たらない場所に取り付けてやる。というのも1つのオーバークール対策につながります。
エンジンの上や、シリンダーヘッドのカバー部分に吊るすように取り付けてしまうと、走行時にオイルクーラーに直接風が当たってしまうため、走行するたびに油温の低下が大きくなります。
そのため、オイルクーラーの取り付け場所をサイドカバー部分に取り付けてやるのが、オイルの油温管理的には夏冬通して理想かな?というのが個人的な意見です。
▪️サイドカバー部分取り付けステー
※サイドカバー部分にオイルクーラーを取り付けるのに抵抗が無いのであれば。の話ですが…。
先ほどもお伝えした通り、オイルクーラーのコアに直接風が当たらない場所に取り付けても、エンジンの外にエンジンオイルが出ていくだけでも、油温は下がりますので、88ccぐらいであればそれで十分過ぎるぐらいです。
100ccクラスのボアアップでも、サイドカバー部分でも問題ないぐらいです。
まとめ
モンキーのエンジンにオイルクーラーを取り付ける場合、冬場でもエンジンを始動させ走行させる予定がある方であれば、オーバークール対策はやらなくても走行は出来るけど、エンジンのためを思うのであれば、何かしらの対策はしておくことをお勧めします。
やらないより、やった方が確実に良いです。
サーモスタットを取り付ける。もしくは、費用を抑えてカバーの取り付けをお勧めします。
それでは。
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