J-LINEから出ている鬼キャンタイプのキャンバーボルトを購入しようかと思っているのですが、何がどのように違うのかイマイチ理解出来ません。
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、J-LINEさんの鬼キャンタイプのキャンバーボルトはレギュラータイプと何が違うのか?というテーマでお話ししていきます。
▪️鬼キャンタイプのキャンバーボルト
【J-LINE】鬼キャンタイプのキャンバーボルトは何が違う?
結論から先にお伝えすると、J-LINEさんの鬼キャンタイプのキャンバーボルトはネジサイズに関しては、レギュラータイプと同じサイズになっていますが、ナックルに差し込まれる箇所が少しだけ細くなっています。
ネジ山がない部分がくびれている作りになっています。
現在、僕の手元にある鬼キャンタイプのキャンバーボルトは、M12のボルトが使用されている車用のボルトなので、ボルトの太さはM10。レギュラータイプのキャンバーボルトとここは同等です。
ボルトのネジ山が無い部分の径をノギスにて計測してみると、こんな感じ。(ノギスから手を離して写真を撮ったので、少しノギスのメモリがズレています…。)
このように、付属品のボルトがそのまま、ネジ山を通り越して内側に入り込みます。おそらく細目のネジピッチになっているので、ノギスの写真にそこまで大きな狂いはないかと思いますが。
そのため、一般的に出回っているキャンバーボルトよりも1ミリちょっとナックルの可動が増える計算になります。レギュラータイプのキャンバーボルトは、ここが10ミリ前後になっているはずです。
※手元に、M12用(CB12KO)しかありませんので、M14やM16用のキャンバーボルトがどのぐらい削られているかは不明です。
キャンバーはどのぐらい変わるのか?
J-LINEさんの商品説明を見てみると…
- レギュラータイプ 2度〜3度
- 鬼キャンタイプ 3度〜4度
キャンバー角の変化量はこのような記載があります。ただし、ストラット構造の場合、車高を下げれば下げるだけ、ロアアームの角度が変化し、ナックルの下側が内側に入り込んでいく構造になっているため、キャンバー角に関しては、個体差が生まれます。
レギュラータイプを使用した時よりも、1度程度キャンバーがネガティブ側に調整できるのは間違いないかと思います。
実際に取り付けてみた感じも、1度増しぐらいかな〜?という印象です。(キャンバーボルトの交換後に、アライメントテスターにて計測してみた訳ではありませんので、正確ではありませんが。)
基本的にJ-LINEさんの鬼キャンタイプ以外のキャンバーボルトは、純正ボルトから2ミリだけ細くなるだけですので、J-LINEさんの鬼キャンタイプが最もキャンバーが付くボルトであることは間違いないかと思います。
▪️M12用
▪️M14用
▪️M16用
※M14用とM16用に関しては、ロアブラケットの幅が2種類あります。(ロングとショート)そこだけ購入時は注意が必要です。品番最後のハイフン後のローマ字で区別されています。
- -S ショート
- -L ロング
まとめ
J-LINEさんの鬼キャンタイプのキャンバーボルトは、ボルト本体のネジ山が無い部分(ナックルとの接点部)が一回り細く削られています。
綿棒のような形状になっているということです。
そのため、ぱっと見ではボルトの頭やナットのサイズに変化は無いものの、実際に取り付けてみると削れている分だけナックルにガタが生まれてその分、キャンバー角が多めに倒れる構造になっています。
M14用とM16用に関しては、ロアブラケット(車高調のブラケット部分の内側の幅)の幅に合わせて、2種類のボルト全長がありますので、購入時にはご自身の使用されている車高調寸法を計測してやる必要があります。
M12用に関しては、レギュラータイプか鬼キャンタイプかの2種類だけです。
それでは。
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