高いお金を支払って取り付けた車高調だけど、乗り味が硬い…と言う声を耳にする事が良くあります。
金額が高いだけに、再び外すのも嫌だから、我慢しながら乗っている方も多いはず。
そんな方に向けて車高調が硬いと感じた際、解消するためにやるべき4つの事について解説していきます。
車高調が硬い時の解消方法
車高調が硬い!と感じた際にやるべき事を4つ解説していきます。優先順位の高い順番に解説していきますね。
- 減衰力調整の確認
- バンパタッチの確認
- プリロードの確認
- バネレートの変更
減衰力調整の確認
まず1番先にやるべき事は減衰調整の確認です。
これは車や車高調のメーカーによってもやり方が異なりますが(調整場所の問題)比較的簡単に確認する事が可能です。
減衰調整がバネレートに合っていないと、乗り味が硬い!と感じてしまう事があります。
これは仮にバネレートが低くくても起こりうる事です。いくら低いバネレートのバネを使っていても、減衰調整が硬くセッティングしてあると、硬く感じてしまいます。
減衰調整についてはコチラの記事で解説しています。
バンプタッチはしていないか?
あまり車に詳しくない方に起こりがちなトラブルの1つにバンパーラバーが底突きしている場合があります。
車の構造によって、車高を下げるとバンパラバーと車体の隙間がほとんど無くなってしまい、頻繁にバンプタッチを引き起こす場合があります。
バンプタッチしていていると、バネはほとんど役割を果たさず、ゴムの塊(バンプラバー)が衝撃を吸収しますので、乗り味がかなり硬く感じます。
バンプタッチについては、こちらの記事をご確認下さい。
プリロードの確認
よく見かける光景ですが、意味も無くスプリングにプリロードが掛けられている場合があります。
プリロードとは簡単に説明すると、車重を掛ける前からバネを縮ませておく事です。
車高調の組み間違えによる事が良くあり、確認しておきましょう。
プリロードを掛けてもバネが硬くなる訳では無いですが、やり過ぎると硬いと感じる場合もあります。
プリロードのについてはコチラの記事で詳しく解説していますのでコチラをご覧下さい。
バネレートの変更
減衰調整とバンプタッチの確認が終わり、異常が無かったら、いよいよバネレートの変更を検討していきます。
バネレートを変更する際は以下の手順で決めるといいでしょう。
- 現在のバネレート確認
- メーカー純正のバネレート確認
今は何キロのバネレートが使われているのか?メーカー新品状態は何キロのバネを使っているのか?この2つのバネレートを基準にバネを決めると良いです。
バネレートを決めるためには、自分がどんな目的で車高を下げているのかによっても異なるため、深い事は言えませんが、ちょっとだけ車高を下げてカッコよくしたい。
そんな方であれば、メーカー新品状態のバネレートを選定してあげるのがベストだと思います。
大きな理由として、メーカー側が決めたバネレートに合わせてショックアブソーバーが作ってあるためです。
バネレートとショックアブソーバーの相性は乗り心地にはとても重要な事になりますからね!!
闇雲にバネレートを下げれば良い訳ではない
車高調が硬いから!と言って闇雲にバネレートを下げれば乗り心地が良くなるのか?と言われればそうではありません。
バネレートが低くなり過ぎた事で、今までより車がストロークする様になり、タイヤとタイヤハウスが干渉するようになったり、フェンダーと干渉してしまう事も充分考えられます。
他にもストロークが大きくなり過ぎる事で、バンプタッチをしたり、最悪の場合ショックアブソーバーが底突きしてしまう場合もあります。
ショックアブソーバーの底突きについてはコチラの記事で詳しく解説しています。
そのため、先程お伝えした通り、バネレートにこれと言ったこだわりが無い場合はメーカー新品状態のバネレートを把握し、それに近いバネレートを選定してあげるがベストです。
まとめ
車高調を取り付けて、乗り味が硬い…という悩みを抱えることは、誰しも一度ぐらいは経験することです。
車高調の乗り心地は『改善することが可能です。』
以下の4つのポイントを順番に確認してみて下さい。
- 減衰力調整の確認
- バンパタッチの確認
- プリロードの確認
- バネレートの変更
すぐに諦めてしまうのではなく、どうやれば改善することが出来るのかを考えていきましょう。関連記事に『車高調の乗り心地』に関する記事をリンクしておきましたので、気になる方は合わせて読んでみてください。
それでは。
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