Twitterを見ていたら、DURAXのワイトレが盛大に破損していたのですが、やっぱり安いワイトレは危ないですか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、ワイトレが割れたり折れたり破損する原因というテーマでお話ししていきます。結論を先にお伝えしておくと、使い方が8割です。
ワイトレが割れたり折れたり破損する原因
ワイトレ(ワイドトレッドスペーサー)が割れたり、折れたりする原因は1つではありませんが、以下のような点が原因に繋がります。
- ハブボルトやナットが干渉している
- 締め付けトルクの管理不足
- 鉄ホイールに使用している
- ワイトレ本体の強度不足
ちなみにですが、先日Twitterにて問題になっていた車両で発生したワイトレの破損は、おそらく1番上のハブボルトもしくはホイールナットがホイールと干渉していたことで、スペーサーとホイールが面で接触していないことが原因で、ホイールが正しく取り付けできていなかったことが原因かと思います。
※DURAXのワイトレのハブボルトが全部折れちゃってたやつ。
つまるところ、ハブボルトの逃げが無いホイールなのに、ハブボルトまたはナットが飛び出てしまったまま、ホイールを取り付けた。ということです。(本人様ではなく、ショップに全てお任せしていたそうなので、オーナー様の責任では無いみたいですね。)
もっと言うと、ホイールが正しく取り付け出来ていない状態で走行していたため、ホイールナットが緩みホイールが暴れて、ワイトレのハブボルトが折れた状態です。写真を見るとハブボルトが捩れる形で折れているので、かなりホイールに振り回されたのでしょう…。
Twitterの写真は引用しませんが、ワイトレの写真を見るとワイトレの本体にホイールとの接触痕が無いことがそのような推測です。
上の画像を見ると、ハブボルトが打ち込んである部分にホイールとの接地痕が残っています。一度でもホイールを取り付けてやれば、このような跡が大なり小なりつくのが正常に面接触している証拠です。
使い方が8割原因になりうる
ワイトレに限った話ではありませんが、SNS等でこのようなトラブルが発生すると、すぐにメーカー側が叩かれ非難されますが、ワイトレの破損に関しては、まずは使い方を疑うべきかと思います。
もちろん、ワイトレの強度不足という問題があったというケースもあるかもしれませんが、これまで僕がSNSで見てきたワイトレの破損は、全て使用者側(組み付けた人)のミスであるケースがほとんどです。
- 逃げがないホイールを使用
- 締め付け時のオーバートルク
- 締め付け時のトルク不良 などなど
今回名が上がっているDURAXの名前を何度も挙げて申し訳ありませんが、このメーカーに関しては僕自身も周りの人間でも使っている人がいますが、割れたり破損したりしたケースは1例もありません。
僕自身は、スポーツ走行は一切しませんので分かりませんが、ドリフト走行をする方でも多くのが方が使用しており、値段が安く評判高いワイトレです。
伝えたいメッセージは何かというと、このような問題が発生した際に真っ先にメーカーを叩くのはやめた方が良いと思いますよ…。
少しだけ余談になりますが、ワイトレには10ミリと言う薄型の商品がラインナップにあるメーカーもありますが、強度を出すのが難しい薄いワイトレの使用は避けて、ホイールスペーサーを使用することで1つリスクヘッジに繋がります。
※この辺の考え方は人それぞれなので一概には言いませんが…。
まとめ
ワイトレが割れたり折れたりする原因は、使い方に非があるケースがほとんどです。もちろん中には、ワイトレ本体の強度不足で破損することもあるかとは思いますが…。
- ハブボルトやナットは飛び出ているか?
- ホイールの逃げはあるのか?
- ワイトレの締め付けトルクは大丈夫か?
このあたりの使用上の注意を守って、実績のあるメーカーのワイトレを使用していれば、街乗り程度の走行でワイトレが破損するようなケースはほとんど回避することが可能かと思います。
また、車重等を考慮し薄いワイトレの使用を控えるのも1つのポイントだったりします。
何度も言いますが、根拠なく真っ先にメーカーを叩く風潮はみっともないのでやめた方が良いと思いますよ。
それでは。
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