車高調を取り付けている人の中には、ロックシートを締めても締めても緩んでしまう…
そんな悩みを抱える人は多いと思います。
改善策も分からず力一杯締めてもまた緩む…
そんな方に朗報です。車高調のロックシートが緩まなくなるとっておきの【アイテム】を紹介していきます。
ロックシートの緩みに悩まされる方は是非参考にしてみて下さい。
車高調のロックシート緩みを解消するアイテム
意外と知らない方が多いですが、車高調のロックシートにも【スプリングワッシャー】が存在します。
■スプリングワッシャーとは?
スプリングワッシャーは平座金の一部が切れてねじれた形をしています。このねじれあることによって、緩み止めや緩んだ際の脱落防止の効果が発生します。
ばね座金とよばれる事もあります。
ホームセンターなどでボルトを購入すると付いてくるアレですね。
コレが車高調にも存在します。
矢印の先を見ると何やらヨレヨレしている黒いスペーサーのようなものがあるのが確認出来ると思います。
これは歪んでしまっているのではなく元々このようなカタチをしています。
これはスプリングワッシャーと全く同じ仕組みで同じ効果があります。
ロックシートの緩みに悩まされる方はコチラを試してみて下さい。
ストラット車は特に緩みやすい
車高調のロックシートが緩みやすい足回り構造が存在します。
それは『ストラット車』です。
理由は車高調とナックルが直接固定されているためです。
ストラット車はハンドルを切ると車高調も一緒に回転していきます。この時ショックアブソーバーに捻れる力が働く事で、カートリッジが回転しようとします。
その際にロックシートが緩んでしまうのです。
車に乗っていれば何度もハンドルは切りますからね…
締め忘れ意外によるロックシートの緩みはほとんどストラット車で起こっています。
意外と知らない締め付けトルク
車高調のロックシートを締める際、トルク管理なんてしてない方が大半だと思います。
意外と知られていませんが当然ながらロックシートにも締め付けトルクが決められています。
ロックシートの取り付けトルクはメーカーや車高調によっても多少変わってきてしまうので一概にどのくらい!というのは難しいですが…。
車高調の取説を良く読むと記載されています。
ちなみにラルグスの車高調は【12kgf・m】みたいです。
※参考までに。
締めすぎには注意です
締めても締めても緩むから!と言っても無闇に強く締め付けるのはロックシートが割れてしまう恐れがあるので注意して下さい。
ロックシートの材質はメーカーによっても異なりますが、多くの場合はアルミで出来ている事が大半です。(良心的メーカーはロックシートのみ鉄)
アルミ製で尚且つあの薄さ(10ミリ前後)ですから割れる可能性があるということを良く頭に入れておきましょう。
おすすめの車高調レンチ
最後におすすめの車高調レンチを紹介しておきます。
車高調レンチってトルクが掛けにくいですよね…締めたはいいけど緩ませるのも大変…
そんな方にはこちらの車高調レンチがおすすめです。
車高調レンチの中央を見ると何やら四角い穴が空いています。
この四角い穴にはラチェットの差込口を差込、ラチェットを使ってロックシートやスプリングシートを締めたり緩めたらする事が出来る優れものです。
これなら従来のトルクの掛けにくいものよりも簡単にトルクを掛けて締める事が可能です。
頻繁に車高調整を行う方や、ロックシートの締め付けに苦戦する方は是非購入してみて下さい。
金額もそれほど高くありません。
まとめ
車高調のロックシートが緩んでしまうと、異音の原因になります。
また、ロックシートが緩んでいる事に気が付かず、乗り続けてしまうと車高調が勝手に回ってしまい、車高が変わってしまうことも…
車高の設定によっては車高調のカートリッジがブラケットから抜ける恐れもあります。(過去に事例あり。)
よく緩んで困っている方は…
- スプリングワッシャーの導入
- 車高調レンチを変えてみる
この2つを試してみてみることをおすすめします。
それでは。
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