車高調用に、調整式のピロアッパーマウントを購入したから、早速車高調に取り付けしようと思ったんだけど、これって向きはどうやって確認したら良いの?運転席側にも助手席側にも付いちゃうよ?
こんな疑問を持たれる方も珍しくありません。
そこでこの記事では、調整式ピロアッパーマウントの取り付け向きについて分かりやすく紹介していきます。
調整式ピロアッパーマウントの取り付け向きの確認方法
調整式のピロアッパーマウントの取り付け向きは以下の2点から、正しい向きを確認することが可能です。
- 裏面に【L・R】のシールが貼ってある
- ピロのスライドが垂直に可動するか否か
調整式ピロアッパーマウントの表面か裏面を見て、LとRのシール(もしくは刻印)があれば、Lが助手席側。Rが運転席側と判断することが可能です。
もし、シール等の印がない場合は、ストラットタワー部分にピロアッパーマウントを当てがって見て、調整部分のスライドが車体(側面)に対して、垂直に可動域が来ているかどうかを確認して下さい。
車体内側(エンジン側)に真っ直ぐ可動できる向きが正しい取り付け向きになります。
▪️正しい向きに取り付けした場合
▪️反対向きに取り付けした場合
※横向きのグリット線が、フェンダーに対して垂直です。
正しい向きで取り付けている上側の写真は、横のグリット線とピロボールの可動域が被っているのに対して、向きを反対に取り付けた場合は、グリット線とは異なる向きに、ピロボールの稼働範囲になっています。
つまり、調整式ピロアッパーマウントを車高調に取り付ける前に、ピロアッパーマウント単体でストラットタワー部分に仮合わせしてみて、ピロボールの可動域の向きを確認してやれば取り付け向きを確認することが可能です。
ぱっと見で判断する方法
あまり車高調や調整式のピロアッパーマウントに馴染みがない人は、ぱっと見でどっちがどっちに取り付くのか?判断に少々迷うかと思いますが、ぱっと見で判断する方法もあります。
ピロボール部分の逃し部分の削り幅を見てやれば、まずピロアッパーマウントがどっち向きで取り付けられるのかを判断することが可能です。
例外もありますが、多くの調整式ピロアッパーマウントは、ピロボールの調整範囲が広く削られている方が車体の内側(エンジン側)を向いて取り付けられます。
※ネガティブキャンバー側の調整キャパが多いため。
これだけ分かれば、あとは片側のピロアッパーマウントを車体側に当てがって見て、車体に対して可動範囲が垂直になるか否かで向きの確認が可能です。
これだけ知っておけば、1回だけアッパーマウントを当てがうだけで向きの確認が出来ますので、無駄な時間を掛けることはなくなるかと思います。
まとめ
調整式ピロアッパーマウントには、向きが記載されているメーカーもあれば、向きが記載されていないメーカーもあります。
その際には、調整式ピロアッパーマウントをストラットタワー部分に当てがって見て、可動域がフェンダーに対して綺麗に垂直方向へ可動する向きで取り付け出来る方が正しい取り付け向きになります。
仮に、取り付け向きを間違えた場合、ピロボールの可動域が斜めに向いてしまうので、車高調を車体に取り付けた段階で気が付くことになると思います。
こんな感じ↓に。
※この取り付け画像は、向きの問題ではないんですけどね…。
それでは。
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