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リベットの外し方/ドリルを使う方法と使わない方法

リベットで固定されているものを外したいんだけど、これってどうやって外すの?

 

こんな疑問を持たれる方も少なくありません。

 

そこでこの記事では、リベットの外し方について画像付きで解説していきます。ドリルを使って外す方法とドリルを使わずに外す方法を紹介していきます。

 

目次

ドリルを使ったリベットの外し方

 

リベットを外す際には、ドリルでこじって外すのが手っ取り早い方法になります。

 

特に、外観に傷を付けたくない部品のリベットを外す際には、ドリルが最も有効な外し方になります。

 

外し方は、リベットの中心にドリルをあてがい、頭が取れるまで穴を開けてやるだけです。

 

 

使用するドリルのサイズは使用しているリベットサイズによっても異なりますが、下穴と同様サイズが好ましいです。

 

下穴のサイズが分からないケースも多いかと思います。その場合は、小さいドリルから徐々に穴を開けていき、リベットの頭が取れるまでドリルのサイズを上げていきます。

 

一度リベットを取り外し、後にもう一度リベットを打ち直す場合は下穴を拡大させてしまわないように、ドリルの径を小さめから使用し、外れるところまでドリル径を太くしていきますが、再度リベットを打ち直さない場合は、リベットの頭より、1mmから2mm程度小さい径のドリルで穴を開けたら、1発でリベットが外せます。

 

リベットをドリルで穴を開けてやることで、リベットの頭と胴体側が分離して、リベットの構造(固定されている仕組み)を破壊することが出来るため、リベットを外すことが可能です。

 

■ドリルを使った外し方

 

リベットの頭にドリルを当てて、後はゆっくり穴を空けるイメージです。下穴と同じサイズのドリルでリベットの頭を飛ばしているので、再度同じ場所に同じサイズのリベットが使用できます。

 

リベットはキノコのような形状になっているため、胴体部分と同じ太さのドリルでカサ側から穴を開けてやると、カサと胴体が分離することで外すことが出来ます。

 

ドリルを使わないリベットの外し方

ドリルがあればドリルで穴を開けてしまう外し方が良いかとは思いますが、ドリルが無くてももちろんリベットを外すことが可能です。

 

  • グラインダーで頭を削る
  • マイナスドライバーとハンマーで頭を飛ばす

 

順番に紹介していきます。

 

グラインダーで頭を削る

 

リベットの頭部分をグラインダーで削り落としてやれば、ドリルを使用しなくてもリベットの取り外しが可能です。

 

ただ、グラインダーで頭を削り落とす場合の外し方だと、リベットが打ち込まれている周りの部分も多少削れてしまいます。

 

表面を傷つけてしまうと見栄え的に困るよ…。という場所にはこの方法は使用出来ないのがデメリットです。

 

 

頭の部分を削り落としたら、あとはリベットの残りを押し込んでやれば外すことが可能です。

 

マイナスドライバーとハンマーで頭を飛ばす

グラインダーも電動ドリルも持っていないから、人力だけで外したいんだけど…。

 

そのような方は、貫通タイプのマイナスドライバーとハンマーを使用することで、電動工具を使用することなくリベットを外すことが可能です。

 

 

下の画像のように、リベットの頭部分に貫通タイプのマイナスドライバーをあてがい、頭を横から叩くようにすると、リベットの頭がもげてリベットが外せます。

 

 

リベットはアルミで出来ていることが多いため、このような方法でも比較的簡単に外せます。ドライバーで頭を叩いて強引に頭を飛ばしたため、リベットの本体側が変形する形で壊れているのが分かるかと思います。

 

リベットのサイズが大きくなればなるほど、大変にはなりますが…。

 

今回外したリベットサイズは、軸の径が4.8ミリのリベットですが、2,3回叩いて頭が飛ぶぐらい。(叩き方にもよりますが。)

 

僕自身、使用することがないので持っていませんが、リベットを外すための工具もあったりします。

 

 

まとめ

  • 左側 ドリルで外したリベット
  • 中央 マイナスドライバーとハンマーで外したリベット
  • 右側 空打ちしたリベット

 

リベットを外す場合は、以下の方法で外すことが可能です。

 

  • ドリルで穴を開ける
  • グラインダーで頭を削る
  • マイナスドライバーで頭を飛ばす

 

マイナスドライバーを使用して、リベットの頭を叩いてやるだけでも、リベットはアルミで出来ているケースが多いため、頭の部分が取れるため、電動工具無しでも外すことが可能です。

 

ドリルを使用する場合で、リベットを外した後に穴を再利用しリベットを打ち直す際には、使用するドリル径に注意が必要です。

 

小さいサイズから少しずつサイズアップしていくと、時間はかかるかもしれませんが、失敗のリスクを減らすことが可能です。

 

それでは。

 

 

 

 

ナットリベットについては、こちらの記事で解説しています。

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