車高調を手に取り、『あれ?これって左右向きがあるのかな?』そんな風に思った経験はありませんか?
車高調には…
- 向きがあるもの
- 向きがないもの
メーカーや車種によってまちまちです。
そこでこの記事では、車高調の向きを確認する方法について解説していきます。
車高調には左右向がある?
冒頭でもお話しした通り、向がある車高調もあるし、向きがなく左右兼用の車高調もあります。
多くの車高調は、左右向があるものの、間違った向き(左右逆)で取り付けする事が出来てしまいます。
車高調の向きを間違えるとどうなる?
車高調の向きを誤って取り付けると以下の問題が発生してきます。
- キャンバー調整が出来ない
- ブレーキホースが固定出来ない
- スタビリンクの固定が出来ない
キャンバー調整が出来なくなる
キャンバー調整とは【調整式のピロアッパーマウント】の事です。
向きを間違えて取り付けると、ピロボールの調整域がおかしくなる事があります。つまりちゃんとキャンバー調整が出来ない…
例えばこんな感じ。
※この写真は車体前方から垂直に撮ってます。
本来、タイヤと垂直方向にスライドしないといけないピロボールが斜めにズレて可動してしまいます。
ブレーキホースの固定が出来ない
ブレーキホースの固定が出来なくなってしまう場合があります。
ブレーキホースの固定方法によっても異なりますが。
ブレーキホースは純正ショックアブソーバーに固定されている事がほとんどです。
ブレーキホースがちゃんと固定できないと、ドラシャやタイヤにホースが干渉し、穴が空いたり、引き千切れてしまう可能性があります。
スタビリンクが取り付け出来ない
スタビリンクがショックアブソーバー本体に取り付けされている車があります。
そのような車だと、車高調の左右を間違えてしまうと、スタビリンクが上手く取り付け出来ないケースがあります。
車高調の向きを確認する3つの方法
- ピロアッパーマウントの向きを見る
- ブレーキホースのステーを確認する
- スタビリンクの取り付け位置を確認する
車高調の向きを確認する方法は、この3つです。
どれか1つでも確認出来るポイントが見つかれば、残りの2つは確認する必要はありません。
この3つさえ覚えておけば、初めて触る車でも簡単に車高調の左右を見極める事が可能です。
ピロアッパーマウントの確認
ピロアッパーマウントを確認する際は、取り付け部分のボルトと取り付け穴を合わせて、タイヤと垂直に調整域があるかを確認します。
メーカーによってはピロアッパーマウントの裏側などに【L】、【R】のステッカーが貼ってあったり、刻印がある場合もあります。
但し、ステッカーの場合は貼り間違えがある可能性も無きにしも非ず…
確認はちゃんと行うことをお勧めします。
ブレーキホースのステーを確認
まずは、純正ショックと車高調を見比べてステーをよく確認します。
- ステーの位置
- ステーの角度
車高調によっては、後付けのステーもあります。
車高調あるあるで、ステーが固定されておらず、付属品のバンドとボルトで固定するタイプがあります。
このような場合は、大概左右の指定が無い事が大半です。
とは言え、ステーを固定する場所は抑えておく必要がありますので、純正ショックをよく見て固定しましょう。
スタビリンクの取り付け位置を確認
スタビリンクの取り付け位置も、ブレーキホースの時と同様に、車高調と純正ショックを見比べて確認します。
- 取り付け位置の場所
- 取り付け位置の角度
この2つを純正ショックと比べるとすぐにわかります。
まとめ
これから車高調を取り付けるけど、左右の確認が不安だな…。と言う方はここで紹介した3つのポイントをしっかり確認しましょう。
- ピロアッパーマウントの向きを見る
- ブレーキホースのステーを確認する
- スタビリンクの取り付け位置を確認する
この3つを確認し、どこにも違いがない場合は【左右】が無い!ということになります。
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