中古品のスタビリンクを買って、少しでも金額を終えたいのに中古品が全然出ていない…
そんなとき誰もが考えるのは他車種からの【流用】だと思います。
結論からお伝えしておくと、スタビリンクの流用は充分可能です。但し注意するべきポイントが3つあります。
そこでこの記事では、スタビリンクを流用する際気を付けるべき3つのポイントについて解説していきます。
純正品のスタビリンクを流用する際のポイントについても最後に解説します。
スタビリンクの流用は出来る?
冒頭でお伝えした通り、スタビリンクの流用は可能です。
基本的な構造は全て同じで、ボールジョイントにて連結されるため、何用のスタビリンクを取り付けても問題がありません。
汎用品のスタビリンクも存在します。
但し、全ての車種で流用が出来る訳では無いので注意が必要です。
スタビリンクを流用する際は3つのポイントに気を付ける
スタビリンクを流用する際は、気を付けるポイントが3つあります。
- スタビリンクの長さ
- スタビリンクのシャフト径
- 取り付けボルトの径
順番に詳しく解説していきます。
スタビリンクの長さ(全長)
スタビリンクの取り付け場所だったり、車種のサイズによる長さの違いがあります。
仮に、調整式のスタビリンクを流用する場合でも、元の長さがあまりにも違い過ぎると、取り付けが出来ない場合もあります。
- スタビリンクの全長
- スタビリンクの調整幅
この2つはよく確認しておく必要があります。
スタビリンクのシャフト径
スタビリンクのシャフト径も大事になる場合があります。
これは稀なケースですが、スタビリンクとボディー(車体)やサスペンション、ドライブシャフトなどのとクリアランスが狭い場合があります。
ちなみに僕が以前乗っていたミニクーパーがそうでした。
コチラの画像をよく見てもらうと、スタビリンクとドライブシャフトのクリアランスが狭いことが確認出来ると思います。
純正スタビリンクは、シャフトの径が細いためどこにも干渉しなかったけど、社外品は径が太く干渉してしまう場合があります。
1度タイヤを外して、スタビリンク周辺の各部クリアランスを確認しておきましょう。
取り付けボルトの径
スタビリンクはボールジョイントにボルトが生えており、サスペンションの固定部分に通して、ナット止めするのが一般的です。
この構造は大体同じなのですが、車種によってこのボルト径が異なります。
- M10
- M12
基本的なボルト径は上記の通り。
せっかく買ったけど、取り付け部分のサイズが違い取り付け出来なかった…そんな事も無きにしもあらず。
ちなみに僕は過去に1回これやりました…。
純正流用もアリ
別に調整出来なくても良い!ちょっと【長く】【短く】なればそれでいい。
そんな方には純正流用がおすすめです。
車種によって、それぞれ取り付けられているスタビリンクの長さが異なります。
そのため、自分好みの長さのスタビリンクを見つける事が出来れば純正品のスタビリンクを流用するのもアリです。
■上 プリウス
■下 アクセラだったかな…
純正スタビリンクなら新品で購入しても金額が安価なのも良いところです。
みんカラ等を見ると純正のスタビリンク長を書いてくれている人がいるので探してみて下さい。
純正流用する際に気を付ける事
純正品のスタビリンクを流用する際は、社外品と異なる【気を付ける点】が一点あるのでお話しておきます。
それはスタビリンクの取り付け向きです。
車種によってスタビリンクの取り付け向きが異なる場合があります。
写真を見て貰えばすぐに分かると思います。
上側のスタビリンクはボールジョイントが上下で同じ方向を向いています。
その反面下側のスタビリンクは上下でまったく反対の向きを向いていますよね?
このように向きが異なる場合は流用出来ませんので、スタビリンクを買う前に取り付けの向きを確認しておきましょう。
調整式の場合は、任意の向きに固定が可能なので、関係が無いハナシですが、純正流用の場合は注意が必要です。
まとめ
スタビリンクを流用する際、気を付ける3つのポイントについて解説していきました。
- スタビリンクの長さ
- スタビリンク径の太さ
- 取り付け部分のボルトサイズ
純正品の流用時には、これに加えて向きに気を付けて下さい。
純正のスタビリンクを調整式に加工してしまう方法もあります。気になる方はこちらの記事を確認してみて下さい。
それでは!
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