モンキーのエンジンを88ccにボアアップしようと思っているのですが、88ccのエンジンだと燃費はどんぐらい走りますでしょうか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、モンキーのエンジンをボアアップすると燃費はどのぐらいになるのか?というテーマでお話していきます。
【モンキー】ボアアップすると燃費はどのぐらい?
結論からお伝えすると、今回88ccにボアアップしたエンジンの燃費は【リッター25〜26キロ】程度になっています。
▪️吸排気の仕様
- VM26
- オーバーレーシング(バッフル抜き)
もちろん、使用しているマフラーやキャブレターによって燃費は変わりますし、乗り方によっても大きく変わります。現在、慣らし運転中なので、なるべく高回転は回さないように注意しながら走行してこのぐらいの燃費です。
そこまで慎重に丁寧な乗り方をしている訳ではないので、慣らし運転が終わったとて、それほど燃費の悪化はなさそうですが…。
※エンジン組み付け後からのタンク容量で燃費計算しているので、トータルで1時間ぐらいアイドリングしている時間もあるから実際はもう少し燃費が良くなると思います。
ボコついたりするほどではありませんが、若干キャブセッティングの燃料が濃い状態ということもあるので、その辺をもう少し煮詰めてやれば、燃費は向上するかとは思いますが。
排気量を上げれば燃費が悪化するとは限らない
ボアアッする際の排気量が、大きくなればなるだけ燃費が悪化すると思っているユーザーも珍しくありませんが、実際問題必ずしも排気量が大きくなればなるだけ燃費が悪くなるとは限りません。
例えば、88ccにボアアップしたエンジンと106cc(110cc)にボアアップしたエンジンであれば、乗り方次第ではロングストロークのクランクシャフトを組み込んで、排気量を上げているエンジンの方が燃費が良いケースもあります。
※124や138クラスの排気量まで上がってくると話が変わってきますが…。
これはシンプルに走行中のエンジン回転数が無駄に回らずにスピードが出てくれるため、排気量が小さい88ccのエンジンの方が燃費が悪くなるよね。というお話しです。
実際に、僕自身も周りの友人でもロングストロークのクランクシャフトを組み込んでいる人がいますが、同じ速度域で無駄にエンジンを回したりしない限りは、排気量が100ccオーバーのボアアップの方が燃費が良くなります。
低回転でスピードが出せるので当然といえば当然の話ですが…。
余談になりますが、同様の理論からライトボアアップの88ccとレギュラーヘッド付きの88ccのエンジンであれば、後者の方が燃費は良くなります。(同じような速度域で走行するのであれば。)
まとめ
乗り方や使用するキャブレターやマフラー(吸排気の仕様)によっても燃費は変わるので一概には言えませんが、100cc前後のボアアップであればボアアップモンキーの燃費は20〜30キロ程度は走行可能なケースが大半です。
以前、ロングツーリングに行った知り合いの話だと、リッター35キロ〜40キロ程度の燃費だったそうです。(うる覚えだけども…。)ちなみに排気量は106ccです。
少しでも燃費を良くしたいというのであれば、排気量を88ccではなく、ロングストローク仕様しに組み付けて、エンジンの回転数を上げなくても快適に走行できる仕様にした方が燃費良く走行するケースもあるのでその辺も念頭に入れておくことをお勧めします。
それでは。
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