先日、通勤中にマフラーが引っ掛かって、マフラーが折れちゃうハプニングが…。折れた場所が悪く、フロントパイプから交換しなくてはいけない羽目に…
純正マフラー買ってもいいのですが、折角溶接機買ったんで、単管パイプでマフラーをワンオフしちゃう事にしました〜。
何事も経験です。ワンオフって言っても、排ガスが車体後方に逃がせればいいので、適当に単管パイプを繋ぐだけです。
この記事では、素人が作る単管パイプのワンオフマフラーの作り方を解説していきます。
当方溶接経験ほぼゼロなので、誰にでも真似できるレベルだと思います。溶接機はコチラを使って作業していきます。
マフラー作成に使った材料
- 単管パイプ
- アンカーボルト
- サイレンサー (バイク用)
- ウール(消音材)
金額は全部で3500円でした。
ワンオフのマフラー作成
まず始めに、寸法を決めてざっくりとした絵を描いていきます。
これをやっておくと、結構後が楽になります。
ちなみにこんな感じ。車の腹下を覗きながらコンベックスをあてがい、仮の寸法を決めます。
角度は目見と直感を頼りにしました。
早速、書いた絵の通りに、パイプを切り出します。
高速切断機はこれ使ってます。角度切りが出来る上、切断面が揃うので溶接がかなり楽になります。
安く手に入って、たまに使うDIYユーザーにはおすすめです。
溶接時は、【溶接→仮合わせ→溶接→仮合わせ】ひたすらこれを繰り返します。
溶接すると、どうしても単管パイプが歪み、角度が変わってしまうので、ちまちま角度を調整しながらやるのが鉄則です。
特に溶接初心者は、歪みが大きくなりがち…
黙々と溶接→仮合わせを繰り返し、何とかカタチになってきました。
絶妙なクリアランスなので、ここから先が大変です…
このままいくと、アクスルに直撃しそうなので、90度に方向変換させました。
そんなカクカクのマフラー見た事ねーよってね。
全体像はこんな感じです。
もし、角ばった感じが嫌なら、細かく角度切りしたパイプを複数回溶接すれば、丸みを帯びた形状で向き(角度)を変更することが可能です。
見た目はともかく、マフラーが車体後方まだ伸びて満足満足。
これで排ガスが車体後方までちゃんと逃げてくれます。
これで車内に排ガスが侵入してくる事もありません。
溶接ヶ所はビートを削って、しっかり溶け込んでいるかを確認しておきました。(1ヶ所だけ。)
当たり前ですが、溶接が表面にくっ付いているだけだと、振動等ですぐに折れちゃいます…。(試しに削っただけで、削らずにビートは残しておいた方が良い。)
他にも色々な方法でマフラーの加工をしていますので、もし興味があればこちらも参考にしてみて下さい。
▪️マフラー加工の事例
マフラーステーの取り付け方法
最後にマフラーステーを取り付けます。
ステーは色々迷ったんですが、こちらを使う事にしました。タップが立ててあるアングルです。
ホームセンターに探しに行った際、これを見つけて、もうマフラーステーにしか見えませんでしたね。笑
このネジ山を上手く使って、溶接する事にします。
まずは、単管パイプ側に穴を空けて、タップをたてます。
そしたらそのネジ山にアングルを付け、そこをぐるっと一周溶接してやりましょう。
アングルが作成したネジ山に入っているので、めちゃくちゃ溶接しやすいです。
マフラーステーっぽい!!
取り付け出来れば何でも良いんですけど、もしステーに迷ったらやってみて下さい。
金額は100円前後なので超破格です。笑
他にも、ボルトにリベットピンを溶接して、マフラーステーを新設する方法もあります。こちらはまた別の車のマフラーを作成する際に使用しました。
サイレンサーの取り付け
サイレンサーと呼ばれるかは不明ですが、バイク用のバッフルを取り付けます。
バッフルは謎の2個セット。1400円でした。これだけじゃ甘いのでウールも巻き巻きします。
単管パイプのエンドに穴を空け、ボルトで固定します。
あ。単管パイプ見えると恥ずかしいんで、バンパーの手前で止めました。
ただ、ボルトを締めても締めても、いつも飛んでっちゃうので、ボルトに溶接をくれてやります。
これにて全工程完了です。
まとめ
ワンオフマフラーと名乗る程のものではありませんが、排ガスが車体後方に逃げてくれて、静かになったので満足です。
単管パイプを使えば、安くワンオフマフラーの作成が可能ですね。
時間と揚力を使って、溶接ヶ所を増やしてあげれば、もっとマフラーらしい造りにする事も可能です。
今回掛かった総額は…3500円。
もし、単管パイプでマフラーを作りたいという変わり者がいたら是非チャレンジしてみて下さい。この溶接機が100Vで、使い勝手が優秀です。
マフラーカッターを付けちゃえば、中の単管部分は見えないので、もっとマフラーっぽく仕上がりそうです。
それでは。
100V溶接のコツについては、こちらの記事で解説しています。
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