車やバイクの電球を交換する際に、元々ついていたバルブとは違うワット数のバルブを購入してきちゃったんだけど、これってこのまま使用しても大丈夫かな?
こんな疑問を持たれる方も少ないくないと思います。
そこでこの記事では、車やバイクのバルブ交換時に、ワット数の違うバルブを使用しても良いのか?と言うテーマでお話ししていきます。
ワット数の違うバルブを使用しても良い?
結論からお伝えすると、ワット数の違うバルブを入れたとしてもバルブ自体は光ります。(ワット数が高くても低くても。)
ただし、元々入っていたワット数よりも高いワット数のバルブを使用してしまうと、配線が溶けたり最悪の場合、燃えたり(発火する)恐れがあります。そのため、車やバイクに使用されているバルブを交換する際には、今付いているワット数よりも大きいバルブを付けてしまうのはお勧めしません。
そう滅多に配線が燃えたとういケースを耳にすることが無いためか、なかなか配線が燃えるというイメージが付かない人も多いかと思いますが、配線の被覆が解けてしまうようなケースは珍しくありません….。
被覆が溶けてしまうと、配線が剥き出しの状態になり、ショートしてしまう可能性が出てくるので、被覆が燃えたことで更なる2次災害を引き起こす可能性も…。
そんな理由から、車やバイクの電球交換をする際には、今使われているバルブのワット数を確認して同じワット数のバルブを使用することをお勧めします。
特に、点灯時間の長いヘッドライトやテールランプ、フォグランプといった種類の灯火系パーツに使用するバルブは特に注意が必要です。
ワット数が低くなる分にはOK?
今付いているバルブよりも、ワット数が低いバルブを使う分には、配線の負担は今よりも増えることはないし、配線が燃える心配もないから、その状況であれば違うワット数を入れても良いんじゃない?
確かに、ワット数が今より(メーカー指定の数字より)小さい分には、先ほどお伝えしたような配線が溶けたり燃えたりするようなことにはなりません。当然ですが、電球が点灯しないということもありません。
ただ、バルブのワット数が低くなると、電球が暗くなってしまいます。
使用するライトによっては、明るさの基準が決められているものもありますので、ワット数を下げたことでそこをクリア出来なくなってしまう可能性があるということは、頭の片隅に入れておくことをお勧めします。
※ワット数は、明るさを示す数値ではありませんので、絶対とは言い切りませんが、消費電力がそれだけ小さくなると言うことは、電球の光量が弱くなるケースが多いです。
例外として、【ハロゲン】や【白熱バルブ】からLEDバルブに交換する場合は、ワット数が低くなるのが当然です。ここに関しては、上で説明した理論は当てはまりませんので、問題ありません。
まとめ
車やバイクに使用されている電球のバルブを交換される際に、今使用しているバルブのワット数やメーカーが指定している以外のワット数を入れてしまうと、配線が溶けたり光量が下がってしまい、ライトの点灯が確認しずらい状況に陥る可能性があります。
- ワット数を上げる 配線が燃える可能性
- ワット数を下げる 光量が下がる
そのため、電球のバルブを交換する際にはなるべくワット数を合わせてやることを強くお勧めします。多少、ワット数が高いバルブを入れたからといって、すぐに配線が燃えたり溶けたりするということはありませんが…。
※あくまでもそのような可能性があるという点をお伝えしているまでです。
ヘッドライトやテールランプ、フォグランプといった長時間点灯しっぱなしになるようなバルブは、配線への負担が大きくなるので特に注意したほうが良いですよ。
それでは。
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