4WDの車に乗っているのですが、車高を下げる目的やキャンバー角を追加するために、2WDの車同様にアクスル加工をすることは可能なのでしょうか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、4WDの車でもアクスル加工は可能なのか?というテーマでお話ししていきます。
※実際に4WD車のアクスルを加工した経験はありませんので、知っている範囲内の知識で回答します。1つの参考程度になれば幸いです。
4WDの車でもアクスル加工は出来る?
結論ですが、4WDの車でもアクスル加工をすることは可能です。
ミッションケースからアクスル(デフ)に動力を伝える【プロペラシャフト】を外してしまえば、4WD車のアクスルも2WD車のアクスル同様に加工することが出来ます。
プロペラシャフトを切り離した状態では、リアのタイヤはただ転がるだけの2WDの状態に出来るため、加工が可能になります。
実際に、アクスルやロアアーム、ナックル等の加工を得意とする【ちび鬼】さんでは、4WDのアクスルを加工している事例をツイッター等でアップされています。
- 4wd車のアクスル(デフ)を加工する
- 2wd車のアクスルを加工し移植する
車種によっては、2wdのアクスルが移植可能なケースもあるので、2wdのアクスルを加工ベースに用いるのも1つの手だと思います。
1点だけ注意点がある
4WD車の場合、単純にプロペラシャフトを外して2WDにしただけだと、フロント側のドライブシャフトが折れてしまう可能性があります。
2WDとは違い、4輪のタイヤで駆動するため、4WDのドライブシャフトは細くなっている車種があったりします。もちろん、2WDのモデルと全く同じドライブシャフトを使用しているケースもあると思いますが、中には、フロントのドライブシャフトが細くなっているケースもあります。
※2wdの車に比べて、4wdのドライブシャフトに掛かる負担は少なくなるためです。
そのため、アクスル加工をする場合は、ドライブシャフト径にも目を当てておくことをお勧めします。
単純に4WDを2WDにするだけであればまだしも、アクスル加工を検討されていると言うことは、車高をそれなりに低くすることが想定されます。
そうなれば、万が一大きいな段差に引っかかったりした際、フロントタイヤが空転などしてしまったりすると、ドライブシャフトが折れてしまう可能性が出てきます。
まとめ
4wdの車でもアクスル加工をすることは可能です。
ミッション側からリアのアクスル(デフ)に動力を伝えているプロペラシャフトを取り外し、リアの駆動を無くした状態にすれば、4wd用のアクスルでも加工が可能になります。
※当然、加工したアクスルでは、駆動をタイヤに伝えることはもう2度出来ない状態になりますが。
4wd車のアクスル加工(2wd化)を検討される場合は、まず初めにフロントのドライブシャフト側の径が2wd設定の車と同じになっているか確認してから作業に入ることをお勧めします。
それでは。
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