車検等で車を預けると、エアフィルターの交換を勧められるけど、実際交換して何か効果があるの?
こんな疑問を持たれれる方も少なくありません。
そこでこの記事では、車のエアフィルターを交換して得られる効果についてお話ししていきます。実際に交換してみての体感部分の話も合わせてしていきます。
エアフィルターを交換するとどんな効果がある?
車のエアフィルター交換で得られる効果は以下の通りです。
- 低下したトルク回復
- 低下した燃費回復
- エンジンの吹け上がり改善
- エンジントラブルの予防
車のエアフィルターは、エンジンの中に取り込む空気にゴミが混ざらないようにするためのフィルターです。古くなることで、フィルターが汚れ、フィルターを通過するエア量が低下していきます。
そうすると、本来エンジン内部に取り込めるはずだったエア量が少なくなり、エア量とガソリンの量との割合が適切にならず、エンジン本来の力を発揮することが出来なくなってしまいます。
そこでエアフィルターを新品に交換してあげることで、エアの供給量を正常に戻し、低下したトルクを回復することに繋がります。当然、本来のトルクが出せるようになると、エンジンの負担は減りますので必然的に燃費回復にも繋がります。
ぶっちゃけ交換してみて効果が体感出来る?
先ほど紹介した効果が得られるのは、物理的に事実ではあるものの、多くの方が気になっているのは、交換後にその効果を身を持って体感出来るか否かだと思います。
残念ですが、エアフィルターを新品に交換したからと言って、エンジンのトルク感が回復したとか、燃費が著しく良くなったなどの効果を肌で感じるケースはほとんどありません。
気休め程度、交換前に比べてエンジンの回転がスムーズに上がっていくな〜。程度の体感であれば、感じられるケースも多いです。(プラシーボ効果込み込み。)
僕自身、中古のメンテナンスの行き届いてない車をよく購入するため、かなり状態の悪いエアフィルターから新品のエアフィルターへの交換経験が多々ありますが、燃費が良くなった〜。みたいな経験は一度もありませんし、エンジンの調整がすこぶる良くなった実体験もありません。
※実燃費を計算していれば、変化している可能性は十分ありますが、燃費を測定しない限り変化にはまず気が付けないと思います。体感で、交換前よりガソリンの減りが遅い!なんてほどの変化はま〜ありませんね。
先日、購入してきたワゴンRも、いつからエアフィルターが交換されていないのか分からないぐらい、酷く汚れたエアフィルターが出てきました。
エアフィルターを交換したとて、すぐに効果が現れるわけではありません。しかしながら、このような消耗品部品をマメに交換するか否かで10年後の車の状態に差が出るかもしれません。
年式が古く、走行距離が嵩んでいる車同士を比較した際に、状態の良い車と状態の悪い車に分かれるターニングポイントに1つ、このような定期メンテナンスが行き届いているかどうか上げられれます。(絶対とは言いませんが。)
エンジン性能が本領発揮出来ない状態で長いこと車を走らせていれば、それだけエンジンの負担が増えていることは間違いありません。
人間で例えるのであれば、若い頃の食生活の乱れや運動不足が老後の体調に影響を与えるイメージです。若い頃に、ジャンクフードやコンビニ弁当、カップラーメンばかりの食生活を行っていてもすぐに体の調子に問題が出ないのと似たような感覚です。(こんなこと言っている私の老後はあまり明るくは無いと思います。)
まとめ
車のエアフィルターを交換して得られる(であろう)効果は記事中でもお伝えした以下の通りです。
- 低下したトルク回復
- 低下した燃費回復
- エンジンの吹け上がり改善
- エンジントラブルの予防
ただし、フィルターを新品にしたとて、これらの効果を肌で感じることは出来ないケースが大半です。
だったら交換しなくてもいいか。
そう思う人もいるかもしれませんが、このような地味なメンテナンスをするか否かで、最終的にはその車の寿命が大きく変わってくる可能性もあるので、その辺りも少し頭の片隅に入れておくと良いと思います。
部品代も1000円程度で購入出来ますし、交換作業自体も簡単な作業になるので、ご自身でフィルター交換するのも容易である車種が多いです。
それでは。
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