タイロッドエンドに微妙なガタがあるのですが、タイロッドエンドのガタは車検に通りますか?ちなみにガタがあると、どんな症状が出ますか?
先日、このような質問を頂きまいした。
そこでこの記事では、タイロッドエンドにガタがあると、どんな症状が出るのか?また、車検に通るのか?と言うテーマでお話ししてきます。
タイロッドエンドのガタは車検に通る?
タイロッドエンドにガタがある状態では、そのまま車検に通すことは出来ません。
これはタイロッドエンドに限った話ではありませんが、サスペンション周りに使用されているボールジョイントやアーム類にガタがある場合は基本、車検には通りません。
少々余談ですが、ガタが無くてもブーツに破れ等がある場合も通りません。
次に、タイロッドエンドにガタ出ると、どのような症状が出るのかについて、詳しく紹介します。
タイロッドエンドにガタ出るとどんな症状が出る?
タイロッドエンドにガタが出ると以下の症状が出てきます。
- ハンドルを切った際に音が出る
- ステアリング操作に遅れが出る
- 走行中タイヤがブレる
- 車が真っ直ぐに走らなくなる
タイロッドエンドにガタ出ると、ナックルとタイロッドが完全固定出来ていない状態になるので、ハンドル操作に遅れが出たり、ハンドル操作をしていない状態でも、タイヤが動けてしまう状態になります。
ガタの度合いによっても、どのぐらい症状が出るかは変わってきますが、ガタが大きければ大きいほど、上記の症状が明確に分かるようになります。
車検の際には、ハンドルを左右に振って、ステアリング周りにガタが無いかの検査があります。(タイロッドエンド以外にも、ステアリング周りにはジョイントが複数あるので、どこか1か所にでもガタがあれば車検NGです。)
早めの交換をお勧めします
車検云々の前にタイロッドエンドにガタがある状態では、先ほど紹介した通り、様々な症状が出てきます。
そうなれば、走行時の事故にも繋がりかねません。
また、ガタを放置していると、タイロッドエンドのボールジョイントが抜けて、タイロッドとナックルが離れてしまうトラブルの原因にも繋がります。
そうなれば、ハンドル操作は一切出来ない状況になってしまいます。
逆を言えば、そのようなリスクがあるからガタのあるタイロッドエンドでは車検に通らないのです。
そんなこんなで、車検云々以前に早めのタイロッドエンド交換をお勧めします。
まとめ
タイロッドエンドにガタがある状態では、車検に通すことは出来ません。
車検にも通らないし、走行時の危険が増すので早めの交換をお勧めします。
- ハンドルを切った際に音が出る
- ステアリング操作に遅れが出る
- 走行中タイヤがブレる
タイロッドエンドプーラーを購入すれば、比較的簡単にタイロッドの交換が可能です。交換したあとは、トー角のズレが生じるのでサイドスリップ調整が必要です。
それでは。
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