88ccのモンキーにVM26を取り付けているのですが、なかなかセッティングが出ずに苦戦しております。どんなセッティングで走行しているか、参考までに教えて貰えませんか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、88ccにVM26取り付け時のセッティング状況について紹介していきます。結論ですが、ほとんど触ってませんよ…。
【モンキー】88ccにVM26セッティング状況(武川)
まず始めに使っているボアアップキットやマフラーなどの車両状況はこんな感じです。
- デイトナハイパーヘッド88cc(レギュラーヘッド)
- キタコ製ファンネル
- オーバーレーシング(レーシングダウン)
- スペシャルクラッチ(2次側クラッチ)
- アウターローター(軽量フライホイール)
▪️現状のセッティング状況
- メインジェット 190番
- スロージェット 22.5→17.5
- エアスクリュー 1回転戻し→プラス半回転戻し
今回使用しているVM26キットは、武川製のもので出荷状態からの変更箇所は、スロージェットとエアスクリューの開け具合のみ。武川のキットで購入する場合は、スロージェットだけは真っ先に落としてやる必要があります。
これでもまだ少々濃い状態だったので、レーシングダウンのバッフルを抜いてやりました。(ジェットを変えるのが面倒だったので…。)
バッフルを抜く前は、中域でかぶっておりましたが、バッフルを外した後は、その症状が出なくなりました。
このセッティング状況で下から上までストレス無く、吹け上がっております。(まだまだ煮詰める余地はありますが、特にストレスなく走行出来るレベル。)
稀にキタコのVM26のメインジェットの数値を参考にがっつりメインジェットを下げている人を見かけますが、キタコと武川で他のセッティングが異なるので、それをやると薄くなり過ぎると思うので注意です。
あとこれも伝えておきたい点ですが、VM26の場合は排気量が小さいからメインジェットが極端に低くなるというものでも無いので、自分よりも排気量が大きい方のセッティングを参考に、メインジェットを下げたりしないことが失敗しないポイントです。
苦戦する場合は、セッティング以外に問題あり
ネットを見ていると、VM26を装着後、セッティングで苦戦しているユーザーをちらほら目にします。
もしヘッドをレギュラーヘッドに交換した上で、まともに走れない程度セッティングが出ていないようなら、先にセッティング以外を疑ったほうが良いと思います。
- そもそもエンジンの状態が良く無い
- 2次エアーを吸っている
- マフラーの抜けが悪い
2次エアの確認方法は、エンジンを掛けた状態で、インシュレーター付近などエアを吸いそうな箇所に、パーツクリーナーを掛けてみて、アイドリングが乱れるような2次エアを吸っています。
これまで88ccのボアアップエンジンにVM26を3、4台装着してきましたが、ほとんどポン付け(メーカー出荷状態)でそれなりに走行が可能なぐらいセッティングが出ている状況です。
以前、友人のシャリーを代理で製作した際には、キタコ製のVM26を使用しましたが、一切セッティングを触らない状態でストレス無く走行可能なレベルでした。(ボアアップキットもキタコ88cc。)
もし、中古品のVM26を購入している場合であれば、一度中身を全て確認し、メーカー出荷状態から何か変更点が無いか隈なくチェックしておくこともお勧めします。(ジェットニードルやクリップポジション等まで。)
まとめ
ほとんどセッティングを触っていないので、あまり参考にならないかもしれませんが、これでも十分ストレスなく走行可能になるのがVM26です。
もし、本当にセッティングが出ず、まともに走行出来ないのであれば、記事中でもお伝えしましたがセッティング以外の箇所を先に疑ったほうが良いと思います。
- そもそもエンジンの状態が良く無い
- 2次エアーを吸っている
- マフラーの抜けが悪い
中古でキャブを購入しているのであれば、キャブ本体がおかしいのか…。VM26はそんなに高いキャブじゃ無いので、新品で購入することを強くお勧めしますが…。
それでは。
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