88ccにボアアップされていましたが、オイルクーラーは取り付けしないのですか?オイルクーラーは必要では無いですか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、モンキーを88ccにボアアップしたらオイルクーラーは必要か?と言うテーマでお話ししてきます。
【モンキー】88ccにオイルクーラーは必要か?
結論ですが、88cc程度の排気量であれば、オイルクーラーは絶対必要という訳ではありません。なくても全然大丈夫な範囲内の油温でおさまります。
実際にオイルクーラー無しで走行してもトラブルは出ていませんし、僕の周りでもオイルクーラーを付けずにずっと乗ってるユーザーもちらほら。
88ccぐらいのエンジンであれば、正常値で80〜90度程度の油温まで上昇します。夏場は、100度近くまで上がるかもしれませんが…。
しかしながら、その程度の油温でモンキーに積まれているホンダの横型エンジンは壊れません。そんな理由から、別にオイルクーラーは無くても問題ないというのが結論です。
後に取り付けするかもしれませんが、それはどちらかと言えば見栄えの問題で…。
※結局、見た目の問題で88ccのエンジンにオイルクーラーを取り付けました。やっぱりオイルクーラーがあった方がシンプルにカッコイイ…。
油温が上がり過ぎる原因
88ccだけど、結構油温が高くなっちゃう…。
もし油温が明らかに高くなり過ぎるようなら、以下の問題があるかもしれません。
- オイル量が少ない
- セッティングが薄い
- ピストンとシリンダーの状態が悪い
これが全ての理由ではありませんが、油温が上がり過ぎるありがちな原因です。
※オイルは多く入れれば冷えると言うものでは無いので、そこは注意です。入れ過ぎは、また違ったトラブルの原因になります。
キャブセッティングが薄いと異常燃焼を起こし、油温(エンジン温)が異常に高くなってしまいます。また、シリンダーやピストンの状態が悪く、無駄に摩擦が起こっている状態でも油温が上がります。
摩擦が大きければ、そりゃ発熱も大きくなります。
サーモスタットの同時取り付けがお勧め
もし、オイルクーラーを取り付けるのであれば、サーモスタットも一緒に取り付けることをお勧めします。
正常な88ccのボアアップエンジンにオイルクーラーを取り付けてしまうと、今度は逆に油温が下がり過ぎてエンジンによろしくありません。(オーバークールってやつです。)
サーモスタットを付けておいてやれば、油温が上がるまではオイルがオイルクーラーに流れないので、無駄にエンジンオイルを冷やすことはありませんので、オーバークールになることはありません。
サーモスタットは少々お高いですが…。
※あくまでも理想論です。これも絶対付けなきゃだめという部品ではありません。
冬場は、オイルクーラーにカバーを掛けて油温を下げ過ぎないようにしているユーザーも多いですね。
まとめ
88cc程度のボアアップであれば、オイルクーラーは無くても問題ありません。夏場にバンバン高回転をぶん回す乗り方をするのであれば、少し話は変わってきますが…。
そんなこんなで、オイルクーラーは絶対になきゃだめ。という部品でも無いというのがこの記事の結論です。
もし油温が高くなり気になっているのであれば、オイルクーラーを取り付ける前に以下の点を確認しておくことをお勧めします。
- オイル量が少ない
- セッティングが薄い
- ピストンとシリンダーの状態が悪い
それからオイルクーラーを検討しても遅く無いと思います。
付けたいのであれば、今すぐにでも付ければ良いと思います。あくまでもこの記事でお話ししている内容は、オイルクーラーは絶対に必要か否か。
それでは。
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