これから車を弄り始めるのですが、購入しようとしているホイールのハブ径と車体のハブ径が違うのですが、このまま取り付けても問題ないですか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、ホイールと車体のハブ径が違うとどうなるのか?取り付けは出来るのか?と言うテーマでお話ししていきます。
ホイールと車体のハブ径が違うとどうなる?
ホイールと車体のハブ径が違ったとしても、ホイールの取り付けには何の問題もありません。そのままホイールを履かせることが可能です。車体とホイールのハブ型がピッタリ合うことで、ホイールのセンターを出していますが、基本的にホイールナットのテーパーによってセンターが出るので、ハブ径が異なっていても大丈夫なのです。
ただし、これには1つだけ条件があり…
- 車体のハブ径<ホイールのハブ径
車体側のハブ径よりもホイールのハブ径が大きいことが絶対条件です。基本的に、社外品のホイールはどの自動車メーカーの車にも装着出来るように、ホイール側のハブ径を大きく設計しています。
国産車だと古いマツダや三菱の【67ミリ】が一番ハブ径が大きいです。
社外品のホイールだとハブ径は、70ミリ以上に設定されているものが大半です。ワークホイールが確か【73ミリ】ぐらいだかと…。基本的には、どの車にも装着できるように。
ホイール側のハブ径の方が大きい場合は、ハブ径が異なるままホイールを履かせても問題ありませんが、異なるハブ径を合わせるためのハブリングと呼ばれるスペーサーが販売されています。
ハブリングを使用して、ハブ径を合わせるか否かは、その人の考え方次第です。一般的にはハブリングを付けずに、ハブ径が異なるままホイールを履いているユーザーの方が圧倒的に多いです。
もちろん、中には絶対にハブリングを使用しハブ径を合わせなきゃだめだ。という人もいるでしょうけど…。
ハブリングについて気になる方は、こちらの記事をご覧下さい。
ホイールのハブ径の方が小さいケース
ホイール側のハブ径の方が車体側のハブ径よりも大きい場合は、ホイールを履かせる上で特に困ることはありませんが、車体側のハブ径の方がホイール側のハブ系よりも大きいケースは例外です。
これは、他社メーカーの純正ホイールを流用する際などにありがちなケースです。(もちろん、社外ホイールでも可能性がゼロな訳ではありません。)
車体側のハブ径の方が大きい場合は、当然そのままそのホイールを履かせることは出来ません。
- ワイドトレッドスペーサー
- 10ミリ程度のスペーサー
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
※過去、日産車に10ミリスペーサーを装着して、ハブを逃した時の様子。
まとめ
基本的に、社外ホイールに履き替える場合は、車体側のハブ径よりもホイール側のハブ径が大きくなるケースが大半です。その状態であればハブ径が異なるまま、そのホイールを使用していても特に問題はありません。
純正ホイールを流用したり、車種専用設計の社外ホイール等を履かせようとする際には、車体側のハブ径よりもホイールのハブ径が小さくなるケースも十分考えられます。
そのようなケースでは、そのホイールをそのまま履かせることは出来ないので注意して下さい。
以下のような対策が必要です。
仮にそこに気が付かず、ホイールを履かせてしまうと、ホイールが車体側のハブに干渉し、ホイールが面で当たっていない状態なので、ホイールが外れたりブレたり、非常に危険です。(一回だけ実際にその状態ホイールを付けてしまっているケースを目の当たりにしたことがあります…。)
そこだけ注意してください。
それでは。
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