モンキーの純正ハブを中古で購入したのですが、ハブベアリングがピクリとも動きません…。笑
そこでハブベアリングの交換(打ち替え)を行いましたので、ハブベアリングの交換方法についてお話ししてきます。合わせて、ベアリングの品番等についてもお話しします。
フロントハブとリアハブの両方を交換しました。
基本的には、ダックスやシャリー(モトラ、R&P)の純正ハブも同じ要領で作業可能です。
使う工具
- ハンマー
- Cクリップ外し
- マイナスドライバー
- アンカーボルト
- M12のボルト(そこそこ長め)
Cクリップ外しについては、使う場合と使わない場合があります。
その辺りは後ほど解説します。
使用するベアリングの品番
使用するベアリングの品番は以下の通りです。
- 6201LLU ×4個
純正のベアリングは、パネル側と反対側で違うベアリングが使用されていますが、両側シール有りのベアリングで問題ありません。個人的にはせっかく交換するなら、両方シール付きが良いかと。
シールがあるかどうかの違いで、ベアリングの寸法は全て同じです。
同じものを4つ購入すれば、前後のベアリングが揃うので注文も楽だし…。(それが大きい。)
オイルシールに関しては、フロントとリアのハブで品番が異なるので注意です。
- フロント 91252-001-023
- リア 91251-045-005
見れば形状が違うのが確認出来ると思います。
【モンキー】ハブベアリングの交換方法
モンキーのハブベアリングを交換する手順は以下の通りです。
- オイルシールを外す
- アンカーボルトでベアリングを押し出す
- 掃除する
- ベアリングをはめ直す
- オイルシールをはめる
オイルシールはマイナスドライバーやクリップ外し等で抉れば簡単に外せます。
オイルシールが外せたら、ハブベアリングにアンカーボルトを入れ込み、裏からボルト等を入れた状態でアンカーボルトを叩き、広げてやります。
アンカーボルトが広がり、ベアリングに噛んだら、裏からM12のボルトを差し込み、アンカーボルトを叩き出すようにしてやると、アンカーボルトと一緒にベアリングが抜けてくれます。
中からカラーも一緒に出てきます。(ムッチャグリス塗れだった…。)
ちなみにこのカラーは前後で長さが違うので組む際に間違えないように。
この時、4Lモンキー(6V)の純正ハブには、Cクリップがハマっていますで、ベアリングを外す前にはCクリップを忘れずに取り外しておきます。
片側どちらかのベアリングさえ抜けてしまえば、もう1つのベアリングはボルトで直接叩いて外せますので、もうアンカーボルトの出番はありません。
アンカーボルトは再利用も出来ますが、いくらもしないし、2つ使った方が作業性は良いと思います。
あとは、ベアリングがハマる部分を掃除し、新しいベアリングを真っ直ぐ叩き込めばOKです。ある程度入ったら、ベアリングと似たような径のソケット等を当てがい叩くと作業しやすいです。
パネル側のベアリングはほぼツラに。反対側はオイルシール分奥側にベアリングが入り込みます。どちらも入るところまで打ち込めばOKです。
6V用の純正ハブの場合は、Cクリップがちゃんと入るところまで確実に打ち込みます。
クリップの付け忘れにも注意です。
あと、中に入っていたカラーを入れた状態でハブベアリングを打ち込むように。入れ忘れた状態で左右のベアリングを打ち込んでしまったらまた外す羽目になります…。
ベアリングを1つ打ち込んだら、カラーを入れた状態でもう1つのベアリングを打ち込むように。
ベアリングを入れ終えたら、オイルシールも入れ込み作業完了です。
まとめ
ハブベアリングの交換をする際には、ベアリングを打ち込む際に真っ直ぐに打ち込むことだけが1番の注意点です。
強引に叩き入れたりすると、せっかく新品のベアリングが使い物にならなくなる恐れも…。
もし不安なら、ベアリングを打ち込む際に、ハブをヒートガンで温めてから入れるとスムーズです。今回は、ヒートガンを出すのが面倒だったのでそのまま打ち込みましたが。
当たり前ですが、ベアリング交換後はハブがスムーズに回り続けます。
それでは。
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