車高調を組み込んだのですが、車高が下がりきらないので加工アクスルの組み込みを検討しています。そこで疑問なのですが、あと30ミリほど下げたい場合は、30ミリダウンのアクスルを組めば良いのですか?
先日、このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、アクスル加工のダウン量はどうやって決めるのか?というテーマでお話ししていきます。
【アクスル加工】ダウン量の決め方
アクスル加工のダウン量は、自分がどのぐらい車高を下げたいかをベースに決めていきます。
あと30ミリ車高を下げたいから、30ミリダウンのアクスルを組めば良いのかな?
結論ですが、アクスル加工のダウン量を決める時には、車高調側の下げ幅が残るように設定してあげるのが理想です。つまりあと30ミリ下げたい場合は、40〜60ミリ程度のダウン量があった方が良いですね。
欲を言えば、車高調の下げ幅が20〜30ミリ程度は、余力があるぐらいになるダウン量を組み込むのが良いですね。
- もっと下げたくなるかも
- ストローク量をなるべく確保する
理由は主にこの2つ。特に、ストローク量を確保するという点が重要です。せっかくアクスル加工で車高を下げるのであれば、車高調側の下げ幅は目一杯使い切らず、ストローク量を確保してやるのが理想です。
ストローク量を残してあげた方が乗り心地の良い脚になるためです。
ダウン量を多めに取り過ぎるのもダメ
アクスル加工のダウン量は、多過ぎてもデメリットがあります。
ダウン量を多くすればするだけ、ドラムの位置がその分上がるため、車高調(ショックアブソーバー)の取り付け位置が地面に近付きます。そうすると、ダウン量次第では車高調の付け根が削れていってしまう事に…。
ショックの取り付け位置は元々低い位置にあるのに加えて、付け根の位置は変わらずドラム位置だけが上がるので、そのようなことが起こり得ます。
下手くそなイラストで申し訳ないですが、イメージはこんな感じです。
そんなこんなで、アクスル加工はダウン量を取り過ぎるのもダメなのです。
一般的な軽自動車であれば、ダウン量が多い人でも60〜70ミリ程度です。稀に、100ミリダウンのアクスルを装着している人もいたりしますが、よほど低く設定しない限りは、車高調が擦って削れていくのであまりお勧めはしません。
まとめ
アクスル加工のダウン量は、車高調と加工アクスルの併用で車高を下げた際、車高調側の下げ幅が20〜30ミリ程度残るぐらいになるように、決めてやるのが良いと思います。
すでに車高調を組み込み、あと何ミリ下げたいのかが明確になっているのであれば、その数値より多めにダウン量を取ってやると言う事です。
記事中でもお伝えした通り、ダウン量を多く取り過ぎるとそれはまたデメリットになる場合もあるので注意が必要です。
軽自動車の加工アクスルだと40〜60ミリ程度のダウン量が一番需要があるスペックになります。
それでは。
▪️関連記事はこちら