プラグ交換をしたついでに、ISCVの洗浄を行いました。
作業後、時々発生していたアイドリング不調が大幅に改善し、やった甲斐がありました。
そこでこの記事では、エッセのISCVの洗浄方法についてお話ししていきます。合わせて、洗浄後のコンピューターリセット方法も紹介します。
用意するもの
- パーツクリーナー
- スロットルバルブクリーナー
- 長めのプラスドライバー
- ラチェットとソケット
- プライヤー
洗浄に使うのは、スロットルバルブクリーナーがあれば理想です。
今回は手持ちがないので、パーツクリーナーで代用しています。パーツクリーナーでも問題ないですが、洗浄効果が少し強いのと、プラスチック部品なので、本来ならスロットルバルブクリーナーを使うのが望ましいです。
【エッセ】ISCVの洗浄方法
ISCVの洗浄方法は以下の通りです。
- エアクリーナーを外す
- ISCVを外す
- ISCVと差込口を洗浄する
まず始めに、エアクリーナーが邪魔になるので、取り外しておきます。ダクトとの連結部分にあるクリップを外し、ダクトをどかしたら、下の赤丸部分の10ミリボルト2本と、ホースを固定するバンドを避けてエアクリーナーを外します。
ホースはシリンダーヘッド側から抜いてやる方が楽だと思います。
エアクリーナーを外すと、スロットルボディに刺さるISCVにアクセス出来るようになります。
画像の矢印が示す部品が、ISCVです。
上下でプラスネジ2本で固定されているので、そちらを外したらそのまま引く抜くことが可能です。
ネジが小さく、手が入りにくいのでマグネット付きのプラスドライバーを使用することを強くお勧めします。
外せたら、カプラーを外せばISCVが完全に取り外し可能です。
外したISCVと洗浄後のISCVの比較画像です。
結構汚れていましたね…。
パーツクリーナーなりスロットルバルブクリーナーなりを掛けて、ウエスで拭いてやるだけです。
ISCV本体の洗浄はもちろん、ISCVが刺さっていたスロットルバルブ側もウエスに洗浄剤を付けて、ウエスで洗浄しておきましょう。
当然ですが、内部にもカーボン汚れがかなり付着しています。画像のウエスは、3、4回拭いた後ですが、かなりウエスが真っ黒になる程汚れが蓄積されています。
あとは元通りに戻せばOKです。
ISCV洗浄後はECUのリセット
ISCVの洗浄が終わり、元通りにしたらエンジンルーム右側に設置されているヒューズボックを開けて、ECU(コンピューター)のリセットを行います。
ヒューズボックの右側にある、【EFI(15A)】のヒューズをラジオペンチ等で摘んで引き抜き、数分放置すればECUのリセットが完了です。
ヒューズを抜かなくても、バッテリーのマイナス端子を外して同じように数分待ってもリセットが可能です。
ナビ等の設定がリセットされるのが嫌で、ヒューズを抜いてリセットを行いましたが、どちらの方法を選択しても問題ありません。
ついでにエアクリーナーのフィルターも交換してやろうと思っていましたが、そんなに汚れていませんでしたので、今回は見送りました。(汚れを確認する際には、フィルターの裏面を。)
まとめ
エッセに限らず、同年式のダイハツ車はISCVの汚れによって、アイドリング不調を引き起こすケースが珍しくありません。
誰でも簡単に作業可能なので、アイドリング時の違和感を感じているなら、一度洗浄して見ることをお勧めします。
洗浄後は合わせて、ECUのリセットも忘れずに。
それでは。
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