先日、L150のセルモーター交換を行いました。
セルモーターの交換にボルトが見当たらず苦戦したり、オルタネーターをズラしたりしている人がよくいますが、位置を把握しておけばゆっくりやっても30分程度で完了する作業です。
そこでこの記事では、L150やL350等のセルモーター(スターター)の交換方法についてお話ししていきます。同年式のEFエンジンを搭載した車なら同じ様に作業可能です。
オルタネーターは外しもズラしもせずに作業します。
使う工具
- 油圧ジャッキ
- リジットラック(ウマ)
- ラチェット
- ソケット
- エクステンション
エクステンションバーに関しては、複数の長さを用意しておくと作業がスムーズです。
僕も何本かを駆使して作業しました。
セルモーターの交換方法
作業手順は以下の通りです。
- ジャッキアップする
- 運転席側のタイヤを外す
- バッテリーを外す
- セルモーターの配線を外す
- 固定ボルトを2本外す
- セルモーターを外す
まずは、車をジャッキアップし運転席側のタイヤを外しておきます。ハウス側からアクセスするので、タイヤがあると作業できません。
次にバッテリーも外しておきます。電気が通るとマズイのと作業スペース確保の目的です。
ちなみにセルモーター(スターター)はエンジンの裏側にあり、固定ボルトは2本。助手席側と運転席側から互い違いの向きから、ボルトが入っています。※ここは確実に把握しておかないと作業が捗りません。
※右下に見えるのがエンジンマウントのブラケットと運転席側のドライブシャフト。
バッテリーまで外せたら、セルモーターに刺さっているカプラーを抜いて、ナットで固定されているアース端子を外します。
- 赤丸 アース端子(10ミリのナット固定)
- 矢印 プラス側(カプラーは爪無し)
運転席側のタイヤハウス内から作業して外せます。
プラス側のカプラーは少し硬いですが、引っ張るだけです。
配線が取れたら、下の画像の赤丸部分のボルトを外します。これが運転席側から固定しているボルトになります。頭は14ミリです。
そしてもう1本のボルトは、ボンネット側から外します。
外したバッテリー付近から、エンジン側面側を覗き込むと赤丸部分にもう1本のボルトがあります。サーモスタットハウジングの下奥側と言えばいいでしょうか。
配線のステーが共締めされていますので、それが目印になると思います。
こちらのボルトも14ミリです。周りには、ミッションとエンジンを連結するボルトもありますが、そちらのボルトは17ミリなので間違ったボルトを外すことはないです。
※セルモーターの固定ボルトもエンジンとミッションを連結しているボルトの1つです。
ボルトを2本外したら、あとはセルモーターを引き抜くだけです。
ちなみに中はこんな感じでギアがあります。
この画像は違う車のエンジンですが、ミッションが退けるとセルモーターがハマっているところが裏から見えます。矢印の部分にセルモーターがハマり、ギアが噛み合っている状態ですね〜。
交換出来れば、そんな構造どっちでもいいか…。
新しいセルモーターを取り付ける際には、逆の手順で作業すればOKです。
まとめ
セルモーターの位置が奥側にあるので一見大変そうですが、比較的交換時間は短く済みます。
オルタネーターを外す必要はなく、交換出来るのでスムーズにやれば30分前後で脱着が完了するぐらいの内容です。
作業前に、セルモーターと固定ボルトの位置を把握しておくとスムーズに作業可能です。この記事に貼り付けた画像を見ておけば大丈夫かと思います。
それでは。
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