ホイールを固定するのに、日本車はホイールナット 。外車はホイールボルト(ラグボルト)。これってどっちが良いんだろう?
こんな疑問を持たれる方も少なくありません。
そこでこの記事では、ホイールナットとラグボルトはどっちが良いんだろう?というテーマでお話ししてきます。結論ですが、何方もどっち。というのが個人的な結論です。
どうせど、ちらか好きな方を選べるものでもありませんからね。(それ言っちゃこの記事が成り立たないか。)
【ホイール】ナットとボルトどっちが良い?
先に言っておきますが、ここに関してはどっちが良いかという正確な結論はありません。
仮に、どちらかがズバ抜けて優れているのであれば、とうの昔にどちらかに絞られて全てのメーカーがそれを採用していると思います。
ちなみにですが、剛性の問題点だけを見れば、ホイールナットに比べてボルトの方が勝ります。※物理的に。
日本では、ホイールナットが主流ではあるものの、最近ではラグボルトを採用した車もちょこちょこ出て来ているので尚更どっちが良いのかという問題については…。
代表例を挙げると、レクサスの【IS(ASE30)】がラグボルトに変更されています。
これからナットとボルトのメリットやデメリットについてお話ししてきますので、これを読まれる方がどっちが良いと思うか次第だと思います。扱いやすさの話になってくると思います。
ナットのメリット、デメリット
▪️ホイールナットのメリット
- ホイールの脱着がしやすい
- 種類、デザインが豊富
▪️ホイールナットのデメリット
- ハブボルトの交換が手前
- ホイール取り付け時にネジ山を痛めるリスク
ボルトのメリット、デメリット
▪️ラグボルトのメリット
- ボルトの交換が容易
- ナットで固定するより強度面が優れる
▪️ラグボルトのデメリット
- ホイールを付ける時にズレる
- 落とした時にネジ山を痛めやすい
- ナットに比べてデザインが選べない
- ハブ径が合っていないと工具が必要不可欠
- ネジ山がダメになった時高くつく
欧州車に乗っているユーザーはこのような、ホイールを取り付ける際に使用するガイドボルトを持っているユーザーも多いです。
ラグボルトの場合、もし雌ネジがダメになってしまった場合、ハブを丸々交換する必要があるため、修理費用は高くなってしまいます。
ホイールナットで固定している日本車であれば、ハブボルトを打ち替えるだけで済みますから、金額の差は大きいですね。
まとめ
結局のところはその人の考え次第でどっちが良いのか?というのは決まると思います。
強いて言うなら、ホイールボルト(ラグボルト)での固定の方が強度が出ると言うか剛性が増すと言うか…。
とは言え、ホイーナットでもそこはクリアしているから採用されている訳ですから、ラグボルトの方が良いと言う結論付けには至りませんよね。仮に問題があるのなら、ホイールナットで固定する方法は無くなり全てがボルトになっているだろうし。
どちらにも良し悪しがあるため、そこはメーカーの思考であったり扱うユーザーの考え方次第だと思います。
僕自身、どちらの車も所有したことがありますが、スペーサーを噛ませてボルト長を変更するような場面ではボルトは楽で良いな〜。と思う反面、ハブ径が異なるホイールを取り付ける際には、ハブリングを用意したりホイールセッティングボルトを購入したりと、面倒に感じる点も多々。
正直なところ、選べるものでは無いので(購入した車次第ですからね。)どっちでも良いよ。と言うのが僕の考えだったりします。
それでは。
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