バンプラバーは外してしまっても良いものでしょうか?
先日このような質問を頂きました。
そこでこの記事では、バンプラバーは外しても良いのか?というテーマでお話していきます。
結論、絶対に底付きしない確信があるのならOKです。
バンプラバーは外しても良い?
バンプラバーは、底付き防止のために取り付けられている部品です。
つまり、底付きを防止する必要がないのであれば、外しても良いというのが極論です。絶対に底付きをしないセッティングであれば、バンプラバーはあろうが無かろうが関係ありませんからね。
- バネレートを上げる
- ストローク長が十分にある
この2点が重なると、バンプラバーが無くとも底付きしない状況がうまれることがあります。
ちなみに僕自身がこれまで通勤車で乗ってきた、ムーヴとムーヴラテに関しては、リアのバンプラバーは完全に撤去してあります。
トータル4年。4.5万キロほど走行していますが1度たりとも底付きをしたことはありません。
これならバンプラバーはいらないですね。
ちなみにこの車に関しては、仮にバネが全縮したとしても底付きまで至らないという絶対の確信があるから外しています。
後、写真のように上側にアジャスターが来る設計の車高調の場合も外して大丈夫です。外さないと、アジャスターが付けられませんからね…。
ちなみにこのような車高調の場合は、バネが完全に縮まり切って底付きする前に、アブソーバー側のバンプラバーがタッチしてストロークに制限が掛かるので、バネ側が底付きすることは無いはずです。
底付きしない確信がない場合は外さない
そうは言われても底付きしないかの確信が持てない…
そんな人は、バンプラバーを外さずに、ショートタイプのバンプラバーに交換するなり、バンプラバーをカットするなりして対策することをおすすめします。
※わざわざショート品を購入せずともカットしちゃえば良いと思います。(個人的に。)
バンプラバーが無くなり、底付きしてしまうと乗り心地的にも車的にも宜しくありません。
金属と金属が直接干渉してしまうため、最悪の場合は大きなトラブルの原因になります。
- ショックが折れる
- ショックの付け根が突き抜ける
- 運転している自分がびっくりする などなど
底付きしたら絶対なる訳ではありませんが、車種によってはそのようなトラブルが起きやすい場合もあります。
そこは頭の片隅に入れておくと良いと思います。
どうしても外したいのなら、一度外してみて走行し、底付きがあった際にはショートタイプなり、バンプラバーをカットするなりに切り替えるとか。
アブソーバー側のバンプラバーも同様
主に車体に直接取り付けられているバンプラバー向けの話をしてきましたが…
ショックアブソーバーに付けられているバンプラバーも同様に、底付きしない確信があるなら外しても大丈夫です。
ただ、アブソーバー側のバンプラバーに関しては、バネを遊ばせない限り頻繁にバンプタッチするようなケースはそうそう無いのですけどね…。
ショートストロークの車高調(車)にヘルパースプリングを併用したりなんかしたケースだったら、話は別ですが。
アブソーバー側も同様に、頻繁に底付きをしているとトラブルの原因になりかねません。
- アブソーバーの内部が破損する
- ロッドが折れる などなど
そこら辺は注意が必要です。
アブソーバー側もカットするなり、ショート品でストローク量が確保出来るのでそっちを検討してみると良いと思います。
まとめ
少しでも底付きの可能性があるのであれば、バンプラバーはカットするなりショートタイプに変えるなどしてでも取り付けておくことをおすすめします。
バンプラバーを外しても良いのは、絶対に底付きするまでストロークしきらない確信がある場合だけです。
それなら、底付きを防止する必要性がありませんので、なくても大丈夫ですね。保安部品では無いので何の問題もありません。
※個人的な意見。
参考になれば幸いです。
それでは。
■関連記事はこちら