先日、通勤中にオイルパンをやっつけてしまい…
こんなに大きい穴が空いてしまいました。ヤフオクを探してみたものの、中古が出てない…。
そこで今回は溶接にて、穴の補修をしましたでの、オイルパンの穴空き修理についてお話ししていきます。
※僕は暇つぶしというかやってみたかったからやっただけで、部品が手に入るなら交換することをお勧めします。
使用したモノ
- 溶接機
- グラインダー
- マスキングテープ
- ノギス
- フラットバー
- ハンマー
- 棒ヤスリ
穴を埋めるための材料は、大きめのホームセンターならどこでも入手可能なフラットバーを使用しました。
板厚が4ミリちょっとありますが、本来ならもっと薄めでオイルパンの厚みに近いぐらいの材料で十分です。(持ち合わせがこれしかなかった…。)
穴の空いたオイルパンを溶接修理
まずは、オイルパンの凹みを叩いて直します。(ざっくり元の形に寄せることぐらいしか出来ていませんが。)
上の写真と比べると、なんとなくそこが出てきているのが確認出来ますね。
オイルパンの中に木の角材を当てて、そこをハンマーでぶっ叩いて形状をなるべく直しました。ハンマーで直接叩くと、そこに穴が空いてしまいそうな気がしたので、木の角材を叩いています。
形状がある程度戻せたら、穴の周辺をグラインダーでカット。
そこに合うように、フラットバーを切り出し溶接すれば完了です。なるべく手間を省くために手持ちのフラットバーの幅に合わせて、オイルパンをカットしています。
そのため、カットした面積は気持ち大きめになっています。(削れている部分もあったのも理由です。)
オイルパンをカットしたら、そこの角を棒ヤスリで削って直角に。あとはフラットバーの形状を整えてカット部分に合うように成形するのみです。
角を出してあげた方が、カット部分と溶接するフラットバーの隙間を無くしやすいと思います。
写真で見ると、フラットバーの上側が浮いていますが、そこはオイルパンが丸々ところなので、フラットバーが飛びていているように写っています。
そこ以外を先に溶接したら、丸まっている部分のフラットバーを叩いてオイルパンのRに合わせて成形しつつ溶接で仕上げてやりました。
多少隙間が空いても溶接可能ですが、出来る限り隙間を無くしてあげた方が強度面的には良好かと。(そう思うだけで根拠は何もない。)
本来なら溶接ビートはガリガリ削らないほうが…。今回は見た目もなるべき綺麗にしたかったので、溶接面にビートを三層ほど乗せて、削っても溶接の厚みを稼げるようにしたつもりです。
まとめ
本来なら、中古品を購入して交換するのがベストです。(こんな面倒くさいことする必要性がない。)
もしオークション等に中古がない場合で、近所の解体屋さんに声をかけておけば、自分が乗っている車の廃車が入ってきた段階で部品を外して連絡をくれると思います。
個人的には、穴の空いたオイルパンをわざわざ溶接で補修する必要はない(替えが用意出来るなら)と思いますが、暇潰しを兼ねて作業してみました。
球数の少ない車であれば、今のオイルパンを補修してでも使わないといけない場面を珍しくありませんが…。車種によってはオイルパンはアルミで出来ているのでそこだけ注意です。
大丈夫かと思いますが、あまり溶接で熱を入れ過ぎるとオイルパンが歪で変形して、エンジンとの継ぎ目からオイル漏れの原因になることも無いとは言い切れませんね…。
書き忘れましたが、穴を補修したあとは、車体に取り付け前にオイルパン単体でオイルを入れてみて漏れチェックを忘れずに。
それでは。
▪️使用している溶接機
それでは。
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