最近、段差を越えるたびにフロントの左側から【コトコト】【カンカン】異音が発生…
なんだろうな〜。と色々考えた結果思い当たる点が1点あり、確認したところ原因解明。
そこでこの記事では、エリシオンのフロント周りからコトコト、カンカンと異音の原因になるマスダンパーの取り外しについてお話ししていきます。
【エリシオン】コトコト音の原因
エリシオンのフロント左側から、【コトコト】【カタカタ】と異音が発生している際は、マスダンパーが原因になっている可能性があります。
フロントバンパーを外すと、リーンホースメントの上に固定してある、鉄の塊がマスダンパーです。
役割としては、振動の軽減のために取り付けられている部品です。僕自身、マスダンパーについてそこまで詳しい知識があるわけでは無いので、深くはお話し出来ませんが…
両脇のブッシュがマスダンパー本体を支えているのですが、ここのブッシュが重さに耐えきれなく、下に垂れ下がったり切れたりします。
そうすると、すぐ下にあるリーンホースメントに設置されているステーにマスダンパーが直撃して音が発生します。
真横から見ると、クリアランスの近さがよくわかります。劣化で垂れ下がっているため、余計にクリアランスがありません。(新品状態でどのぐらいクリアランスがあるか不明ですが…。)
ホンダのメカニックに話を聞いたところ、エリシオンあるあるだそうです。
ちなみにこの症状が出る個体は、エリシオンの2.4リッターのモデルのみだそうです。
2.4リッター以外の個体は、別の場所に付いているのかそもそも付いていないのかは定かでは無いですが…。
マスダンパーの取り外し
振動の軽減のため取り付けられているのは重々承知ですが、僕は取り外します。
マスダンパーを外す際は、フロントバンパーを脱着する必要があります。(外さないと位置的にアクセス不可。)
バンパーさえ外れれば、14ミリのソケットとラチェットのみで取り外すことが可能です。
少し配線が邪魔ですが、軽く持ち上げながら工具のアクセスが可能です。
外してみて、走行した感想ですが特に変化はありませんでした。(個人的な意見。)
応急処置をするなら?
中には、外したく無いと人もいると思います。メーカーが取り付けている以上、無意味な物は付けていないので当然そのような考えもあると思います。
しかし、純正部品で新品を購入すると、10000円近い金額が…
そこで考えられる応急処置は以下の2つです。
- マスダンパーの下にゴムシートを入れる
- 横のブッシュの隙間を埋める
マスダンパーの干渉は気にせずに、干渉部分にゴムシートを挟むことで音の軽減に繋がると思います。物理的な干渉は抑えられないので完全には消えないかも…。
もう一つ考えられる方法としては、横のゴムブッシュの隙間(下側)にゴムを入れ込むなり、ブチルテープを丸めたものを入れるなりして、マスダンパーが弛むのを防げば異音解消になると思います。
あとはコーキングなり。
個人的な意見ですが、もしやるなら後者の方法で、マスダンパー本体の位置を新品状態の位置に戻してやることが最も効率的かと思います。
実際にやったわけじゃないので、あくまでも参考程度に。
まとめ
もし、エリシオンのフロント左側からコトコト音やカンカン音が発生している方は、マスダンパーを確認してみると良いと思います。
年数が古くなっていると、経年劣化に加えて重さに耐えられなくなったゴムが垂れ下がっている可能性はかなり高いと思います。持ってみるとよく分かりますが、結構な重量感なので異音の原因になります。(感覚値で申し訳ないけど、1キロ付近はありそう。)
フロントバンパーを外さないと確認出来ないため、少し面倒ではありますが…。
それでは。
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