社外ホイールを履かせるのではなく、純正ホイールを流用しようかな?
こんな風に考える人も少なくありません。
実際に、社外ホイールではなく純正ホイールの流用を行ってカスタムするユーザーも多いです。
そこでこの記事では、純正ホイールを流用する際に必ず確認しておくべきことについてお話していきます。
※主に他社メーカーの純正ホイールを流用される方向けの内容ですが、同じメーカー同士の流用でも当てはまるケースもありますので知っておいて損はないと思います。
純正ホイールを流用する前に確認しておくこと
純正ホイールを流用する際には、事前に確認しておくことが3つあります。
- ナットホールの穴数
- PCDの数値
- ハブ径
ナットホールの数と、PCDの数値に関しては言うまでもなく確認すると思うので大丈夫かと思います。(そんなこんなで、この記事では触れません。)
しかしながら、ハブ径に関しては見落とされガチなので注意が必要です。
ハブ径次第では流用が出来ない
純正ホイールは、車種専用に設計されているため、車体側のハブ径とホイールの径がピッタリ合うように作られています。
そのため、他社メーカーの純正ホイールを履かせようとすると、ハブ径が小さ過ぎて履かせることが出来ない場合があります。
- トヨタ 60ミリ
- 日産 66ミリ
- ホンダ 64ミリ
- スバル 54ミリ
※同じメーカーでも車種や年式によって、ハブ径が異なることも珍しくありませんので、上の数値は鵜呑みにしないで下さい。
見て分かる通り、ハブ径の数値はバラバラです。
例えばですが、日産の車にトヨタの純正ホイールを流用しようとすると…
- 日産 66ミリ
- トヨタ 60ミリ
車体側のハブ径66ミリに対して、ホイール側のハブ径が60ミリとなるため、ホイールを履かせることが出来ません。トヨタに日産のホイールを流用することは出来ますね。
余談ですが、社外ホイールの多くはこのような事態を避けるべく、ハブ径が大きく作られてるケースが大半です。(中にはハブ径が小さいホイールもありますが。)
ホイール側のハブ径が小さくても方法はある
先程お伝えした通り、車体側のハブ径がホイールのハブ径よりも大きくなってしまうような流用は基本的には出来ないのですが…
そのような場面でも、純正流用を可能にする方法もあります。(どうしても純正ホイールを流用したいと言うのであれば。)
- ワイトレを使用する
- ホイールスペーサーを使用する
ワイトレを取り付けることで、ハブ径を気にすること無く、純正流用が可能になります。
場合によっては、ホイールスペーサーでも可能です。
ハブの高さよりも、ホイールスペーサーの厚みの方が勝れば、ハブ径に気をとられる必要性がなくなりますからね。
ただし、車体側のハブは10ミリ前後の高さがあるため、10ミリ前後のスペーサーを使用する必要があり、ロングハブボルトへの打ち替えが必要不可欠になります。
過去に、日産車にミニクーパーの純正ホイールを流用する際、その方法を行いました。
まとめ
純正ホイールを流用される場合は、車体側のハブ径とホイール側のハブ径に注意が必要です。
同じメーカーの他車種流用する(トヨタ車にトヨタ車のホイールを流用する。みたいな)ケースでも、年式等によってハブ径が変更になっているケースもあります。
そのようなことを踏まえて、純正ホイールを流用される場合は注意が必要です。
それでは。
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