先日、ドアロックアクチュエーターの中のモーターを交換しました。
そこで不用になった不動のモーターに目がいった。
とりあえず、不動になったモーターを分解して掃除したところ、再度モーターが動き出しましたので、この記事ではモーターの分解清掃についてお話ししていきます。
モーターの分解清掃に使うモノ
- マイナスドライバー
- パーツクリーナー
- 接点復活剤
- 紙やすり
モーターはボルトで固定されているわけではなく、カシメてあるので、そこの爪を起こすのにマイナスドライバーを使う程度で、他の工具は不用です。
マイナスドライバーに関しては、細めのモノを用意しないと使用出来ないと思います。※ドライバーが入らない。
紙ヤスリに関しては、一箇所焼けが酷かったので電極部分の研磨に使用したぐらいです。
ドアロックアクチュエーターのモーター分解
早速、不動になったモーターを分解していきます。分解は方法は、カシメてある爪を起こすだけです。
こちらのボディの切り掛け部分を、マイナスドライバーを使用して起こしてあげると…
モーターの底面がパカっと開きます。
プラスチックで出来ている部分ですね。
あとは、中のコイルを引っ張り出してやれば、分解完了です。
モーターの軸部分には、樹脂製と思われる小さなワッシャーが入っています。(全部にあるかは知らんけど…)
※ピンボケしているけど…。
これは掃除し出す前に必ず回収しておきましょう。
今回のモーターは上限の軸両方に入っていました。車高調のスラストシートみたいな役割だと思います。(憶測。)
モーター分解後の清掃
モーターをバラしたら、あとは溜まった汚れをパーツクリーナーで吹き飛ばし、拭き取ってやる。今回分解したモーターの中は、カーボン汚れがとてもつなく酷い…
写真は撮り忘れましたが、かなりのススが出てきました。
理由はシンプルに、接触不良によりアークが発生することだと思われます。
それが理由に、軸部分にある電極部分がススで覆われています。これでは、通電出来るはずもなく動かなくて当然です。
ここの軸部分に関しては、焼けも酷かったので紙ヤスリを使用して磨いておきました。
ちなみにこちらが清掃済みの状態です。先ほどの軸部分にどれほどススが溜まっていたのか、モーターの中を見たことがない人でもよく分かると思います。
パーツクリーナーで中を一通り綺麗にし終えたたら、あとは接点復活剤を使用して電極部分を再度掃除します。
接点復活剤は塗って終わりでは無く、綿棒等で擦ってやらないとだめです。
吹きかけて接点が蘇る魔法の液体ではありませんので注意…。(たまに勘違いしている人がいるよ。)
全ての清掃が終われば、逆の手順でモーターを元に戻せば作業完了です。
最後に、カシメ部分を再度カシメてモーターの組み付けが終わりです。
まとめ
今回は、不動になったドアロックアクチュエーターのモーターの中がどの程度汚れているかを確認するために、分解清掃をしました。
※このモーターはもう使わない。
安いモーターであれば、500円程度で購入可能なので、アクチュエーターを分解しようと思われている方は、モーターを購入して直すことをおすすめします。
500円程度でモーターは買えるので、20分も30分も掛けてモーターを分解清掃するメリットは0に等しいです…
そのような作業が好きな方なら話は別ですが。
アクチュエーターの分解方法やモーター交換の方法はこちらの記事で解説済みです。
それでは。
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