ロングハブボルトへの交換を検討しているんですが、スペーサーを入れない場面があっても大丈夫ですか?
先日、当サイトの読者さんよりこんな質問を頂きました。
そこでこの記事では、ロングハブボルトの使用時にスペーサーを抜いても大丈夫か?というテーマでお話していきます。
結論を先にお伝えしておくと、一点だけ注意点があるけどOKです。
ロングハブボルトにスペーサー無しでも大丈夫?
ロングハブボルトは、ホイールスペーサーを挟む際にホイールナットの噛み代を補うためのパーツです。
そんなロングハブボルトですが、ホイールスペーサーが無い状態で使用しても問題ありません。
ロングハブボルトを使う代わりに、スペーサーが抜けない状況では少し打ち換えを迷っちゃいますよね…。その辺の心配は不要です。
ただし、スペーサーが無い状態ではハブボルトがかなり余ります。それに伴い一点だけ注意点があります。
次にその注意点についてお話しています。
スペーサーを使わない場面での注意点
ロングハブボルトを使用中に、ホイールスペーサーを抜く際には【ホイールナット 】に注意が必要です。
ホイールナットが【袋ナット】だと、ヤバいです。
※袋ナットでも、ロングナットを使用していれば話は別です。純正のナットや純正と同じような長さの袋ナットがヤバい。
ちなみにこれが袋ナットタイプのホイールナットです。(そんな説明いらないか。)
ロングハブボルトにスペーサーを入れないと、画像のようにかなりハブボルトが飛び出します。
この状況でホイールナットが袋ナットだと、ナットの奥にドン突いてしまいホイールナットが正常に締まりません。
※ホイールをちゃんと固定出来ていない(隙間があく)状態になります。もしくは袋部分が変形するか。
そんなこんなで、【貫通式】のホイールナットを用意することだけお忘れなく。貫通式を使っていれば、先ほとの画像のようにホイールナットからハブボルトが飛び出すので問題ありません。
もっというと、ホイールナットの全長を【30ミリ】ぐらいにしておくと、ハブボルトを完全にナットで覆い切ることが可能です。
そうすれば、見てくれが悪くなりません。(ハブボルトが見えていると、見た目が悪いよ。)
見た目に加えて、ハブボルトのネジ山を保護する役割も担えます。
もしロングタイプの袋ナットを使用される場合は、ネジ山の深さを確認しておくことをお勧めします。
※袋ナットは構造上というか、物理的に奥の奥までネジ山を作ることが出来ません。
まとめ
ロングハブボルトに打ち換えた後も、ホイールスペーサーを入れずにホイールを履かせることは可能です。
その際には、ホイールナットの形状だけ注意して下さい。
袋ナットになっているホイールナットを使われているユーザーは、ホイールナットだけ【貫通式】を購入するなり、ロングの袋ナットに交換する必要があります。
それでは。
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